Who is 漢字博士?ーKahoot!で文法導入
今回は英文法の導入についての話です。
よくクイズで導入をする際にはPowerPointでJeopardy(ジェパディ)を行ったりするのですが、今回はKahoot!を使ってみることにしました。
ちなみにJeopardyというのはアメリカの有名なクイズ番組で、問題のジャンルや難易度を選んで、早押しで答え、難易度に応じて点数が与えられていくというようなものです。
Kahoot!は今の端末ではやったことがなかったのですが、ログインするわけでもないため、おそらく大丈夫だろうということでトライしてみることにしました。
どんなクイズを作ったか
クイズは簡単に答えられるものにしました。
魚や虫や鳥や植物など、知っているものの漢字の読み方を答えさせるものにしました。
一番難しくても魚であれば「鱈」、虫であれば「蛩」、鳥であれば「鴎」、植物であれば「椛」です(ジャンルによって難易度に差がありましたが)。
それぞれのジャンルで4問、合計16問です。
漢字を提示する際には必ずCan you read this kanji?と問い、自然とcanの表現がインプットされることを意識しました。
答えるたびに点数が更新されていくので、リアルタイムでクイズ番組のように楽しむことができてよかったです。
Jeopardyだと誰が早く手を挙げたのかが分かりにくくてトラブルになることがないわけでもないので、機械的に早押しが判定されて点数化されていくKahoot!はとても良いです。
終わったそばからもう一度やりたいとの声がたくさんありましたが、問題は1種類しか作っていなかったので、もう一度やるわけにはいきませんでした。
それにテンポよくクイズを進められるとはいえ、もう一度やってしまうとさすがに時間がなくなってしまいます。
ということでまた別の機会にやることにして、文法説明と練習にいくことにしました。
canを使った表現の練習
Kahoot!のあとは漢字を1つ取り上げて、Can you read this kanji?→Yes, I can. Ican read this kanji.などとやりとりをしながらcanを用いた表現の確認をしました。
それからスポーツや楽器の絵を使いながら、I can play~.という表現のパタープラクティスを行いました。
can自体は慣れ親しんでいる生徒が多いため、すんなりと導入と定着が進みました。
教科書のアクティビティを行い、最後にタブレットで確認を兼ねて演習です。
盛りだくさんの内容ですが、序盤をKahoot!を使ってテンポよく進めることができているので、時間が足りなくなることもありませんでした。
Kahoot!を使ってみて
現端末ではじめてKahoot!を使ってみましたが、普通に使うことができたので一安心です。
ただ校内のネットワークが十分とはいえないので、タイムラグが少しあったように思います。
あまりにも早く押そうとしすぎてフリーズしたことが一度ありました。
ネットワークによって個々の端末に差がでてしまうと、Kahoot!の点数にも影響が出てしまうので良いとはいえません。
生徒は互いの端末の反応具合を比較しながらやっているわけではないので、気にならないといえば気にならないのかもしれませんが。
このへんはシステムとしてどうなっているのかは分からないので、知りたいものです。
いずれにせよ、今後クイズを用いて文法導入をする際にはまた活用してみようと思います。