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茨城県神栖へ✈

今年3月。白老町地域医療勉強会で神栖の先生御二方をお招きし、その場で講演依頼を受けてから早4ヶ月。
やはり、あっという間に神栖に行く日になってしまって。予想以上に刺激過多で頭パンクしかかっていたので、2日目からちまちま備忘録を書き始めていた。

*いちにいめ
いつも飛行機の搭乗までに緊張して、離着陸は爆睡してしまい記憶がない…(笑)辛うじて、空から茨城県を見渡すことが出来た。
無事に成田に降り、東京駅へ向かう。

地図と照らし合わせると
だいたい神栖済生会病院の上空だった!


千葉県君津でコミナス活動されていてmessengerしてくれたあいこさんとはじめてお会いできた。
といっても、北海道出身という共通点もあり、初対面感なく3時間とにかく喋る、時間が足りない。(笑)同じあるいはそれ以上の熱量ある仲間に会えると、ほんと泣きたくなるほど嬉しい。君津でもお祭りにコミナスが帯同している話も聞けて、ここにも仲間がいたと親近感が湧く。
活動の中での困り事には共感しまくり、頷きまくっていた。君津と白老、コラボする約束をし、再会を誓い神栖へ。
初めての地に飛び込むのは、いつでも緊張するしなにかが起こる。(笑)
今回は到着後、バス停に忘れ物をして、宿に着いてからまたバス停に戻ったり。しっかりめの迷子になって人に助けられたりと、わちゃわちゃしていた。(笑)
なんやかんや、落ち着いてホテルで過ごせたのは21時。ひとまず、ほっとしながら一日が終わる。

目覚めてカーテンを開いたら。めっちゃ稲。
ホテルの裏がめっちゃ田んぼだったことに衝撃。

私が迷子になっていた、オークビレッジかみす
スーパーはとにかくメロンだらけな印象🍈
こちらの無印でハッチポッチカフェを
開催していたそう

*ふつかめ
あいにくの雨。だけれども気持ちはわくわく。
神栖済生会病院の地連の方に、午前中から講演の前まで神栖市内をアテンドして頂いた。
ドライブ中は終始工場地帯が目立つ。規模は違うけれど、北海道だと室蘭や苫小牧にも似たような雰囲気。この町は工場地帯をメインに経済が成り立っていることを知った。雨だったけれど、遠くには海と風車が見えていた。よき。そんなこんなで時間の限りアテンドして頂き、神栖市民の暮らしについて教えていただいた。
*かみす防災アリーナ
備蓄・避難所など、防災の設備を兼ね備えている場所。一体が公園で、アリーナ内はスポーツの出来る広いフロア、プール、ジムがぎゅっと詰まっていた。プールもジムもたくさんの利用者🏊‍♂️🏃電源もあり、仕事・勉強もできる✏中では市の健康診断も!!ここで検診受けられるの、いいなぁ。そのまま生活指導とかに繋げやすそう。
*土合クリニック
鹿島労災病院の跡地、波崎地区の住民さんが通われる神栖済生会病院の関連クリニック。目の前には、はさき保健福祉センターがあり、キッチンカーのイベントや夏祭りにはクリニックのスタッフもお手伝いしに行くようで、まちとの距離感がちょうど良いクリニックだと感じた*゜
*Shirokuma factory coffee
至る所にしろくまがいるこじんまりなカフェ☕️店主のおじさんー!!なんだか適度にドライで良い感じ。(笑)北海道出身でローカルな話で盛り上がり、ようこそとデザートもつけてくれた(笑)地域の活動に協力してくれており、認知症カフェの会場にもなる場所!

日替わりランチのキーマカレー、ご馳走様でした◎
このお店のしろくま探しもまた楽しい!

*神栖済生会病院
2次救急に力を入れている病院。工場地帯で怪我も多く初期対応をされることも多いそう。私の札幌で務めている病院と規模感が似てる。就職するかの勢いで病棟、外来、リハ室、薬剤室まで案内していただき、どの場所でも色んな職種の方から神栖のまちや患者さんについてお話を伺うことができた。外来には小児から高齢者まで幅広い世代の患者さんがいらっしゃった。

いろいろとアテンドしていただく中で、交通の便や食生活(特に工場地帯・海近く在住の皆さん)、健診率の低さなど、白老町と似たような課題を抱えていることもわかった。お互いの地域の課題解決に向けた動きをシェアしていくことで、どちらの地域の課題も解決に向かうかも。
県域ごとに産業も住民のカラーも全然違う。想像以上に第一次産業も盛んなことが分かった。(めっちゃピーマン食べたし美味しかった🫑)
この地でコミナス活動するとなると、県域毎に全くアクションプランが変わってきそう。きっと想像以上に難しくてわくわく楽しくてしょうがない。
はじめましての神栖でも勝手にローカルミーハーを見つけたり。コミナス活動を妄想してみたり。存分にわくわくさせてもらった(笑)

当日、阪本先生と3年越しの初対面。やっぱり、ずっと会えなかった人にやっと会える嬉しさは何にも変え難い。濱田先生にもお会いすることができ、地域医療勉強会から繋がるご縁を感じ感謝でいっぱいでした。
先生方、良き意味で先生っぽくなく。(笑)
そして神栖がめちゃくちゃアウェイだったらどーしよ…という心配は全く要らなかった。誰1人初めて会う感じが全くなかった。

そして、本番。東海コミナスの皆にもアドバイス頂き、応援されて臨む。
1時間の講演、聞いている方の反応を見ながら様々な不安が。(真剣に聞いてくださっていたのだけれど)
こんな拙いふんわりな話で本当に大丈夫?
この話、受け入れてもらえなかったら…
感覚で動いている私の言語化しきれない話は伝わるのか。
私の経験は、何かのお役に立てるのか。
すでにお役御免だったら。どうする…(笑)
不安を抱えつつも、今までで1番自分の言葉で楽しく活動や思いを話せたようにも思う。(以前ならもっと吐き気と震えが止まらぬまま、頭真っ白で話していたはず。ちょっとは成長しただろか)
何より私的白老の魅力も存分に伝えられたのではとも思うが、好き勝手話しすぎたと反省もした。
講演を終えた時、聴講された病院の看護師さんから、「コミュニティナースって思ったよりも気軽にできそうだと感じました!」という言葉を頂けたことは、ねらいが伝わった1番の褒め言葉だったように思う。
「白老に行ってみたくなった!」との声も聞かれ、白老loverとしてはこの上ない喜び。

やっぱり、コミナスも現場も、
同じくらい好きで大事だと気づく
二足の草鞋のよさ、伝わったかなあ

活動開始して4年が経ち、自身にとってコミナスがこんなに当たり前の日常になっていたとは、この地に来るまで気づかなかった。そしてこの地ではコミナスの存在はまだまだ知られておらず、当たり前ではなかったのだと知る。
病院スタッフの方からコミナスしてみたい半面、現状の業務の多さでなかなか難しいと話を聞く中で、自分が活動当初に現場の仕事量もそれなりにありながらコミナスもできるか不安だった頃を思い出した。
だいぶ記憶が薄れてしまっているけれど、よくわからないコミナスに飛び込むって、思いのほか勇気が必要だったよね…。今はそんなに勇気振り絞ってないけど、どれだけ時が経とうとも、ベースのひよっこ加減は変わらないなあ。
やっぱり、コミナスがみんなにとっても当たり前になってほしいと思う。医療職のみんな!!楽しいし失敗してもいいからスモールステップで気軽に地域出てみよー!と声を大にして言いたい。
講演会後、病院関係者、ハッチポッチカフェメンバーでご飯。なんだろ、このアットホームさは(笑)コミナスについて存分に話が聞ける、話せる環境はどこにいても貴重で、ただただ感謝な時間だった。

*みっかめ 
すっきりと5時に目覚め。昨日とは打って変わって外は晴れ。

遠くに煙突が見える風景が新鮮で素敵に見えた

諏訪さんがお子さんとお見送りに来てくれた。今回ひでよさんのスピーディなおせっかい繋いでもらいお世話になりました!!
癒された~。また会いたいなあ。
阪本先生の運転で波崎へ向かう。波崎未来フォーラムの遠藤さんにお会いして、趣味感覚で地域に出ていくことをいらっしゃると知り感動したし、とにかく嬉しかった。普段のお仕事や未来フォーラムの歩みを、これからの展望を聞いて、こんなにアクティブですごいなあと思ったし、勝手にわくわくしていた。町雇用と病院雇用のコミナスに関してのお話、実現出来たらどれだけ素敵だろうか。白老にいなかったらこの話に躊躇なく飛び込みたかったくらい。
私がたどり着いた今の働き方、派遣の寄せ集めのようになっているけどなにかの参考になればと思う。
あとは、各々戦略的なゆるさをこれからも大事にしたいですねっ◎
遠藤さんに市民風車なみまるを案内していただく。外も中も案内してくださり完全に社会科見学(笑)風車の下に行くと、風車の大きさを感じてほんとにアリエッティな気分(笑)なみまるのてっぺんまで登ろうツアーをするなら私もぜひ参加したい!!

市民風車なみまる
てっぺんまで65メートル、写真に収まりきらない(笑)

道中、阪本先生に神栖をアテンドしていただきつつ、学生の異業種帯同実習の話を伺い、焼肉屋やお菓子屋、自学も実習先になっているのは羨ましすぎるし、まじで今からでも私が受けたいと思った。(笑)
阪本先生のひととなりやこれまでの長年の歩みが知れて嬉しかった。自身の活動を大切にされている熱い方で、共通点もあり時々同じにおいがする気がした(笑)のも嬉しかった*゜空港まで送って下さりありがとうございました!
茨城県神栖のローカルミーハーもたくさん知れて、神栖がもっと身近に感じられるようになった◎

ここでもまた、学生の実習の様子が想像出来すぎて
勝手にわくわくにやにやしていたのでした。

そんなこんなな3日間。わくわくと嬉しいまみれ。
備忘録といって書き出したけど、こんなになぐり書いたのに書ききれていないという(笑)
講演させて頂いたけれど、白老にとっても自分にとっても貴重な学びの時間で、頂くものが圧倒的に多かった。この機会にも現地での出会いにも感謝しかない。
お互いよりよき町にできるよう、これからも緩く繋がれたらと思う。
今まで行先も何も分からないまま飛び込み、地域の皆さんに支えられながら気の向くままに動いてこれたのは、ひとまず良かったのかなと。
頑張らず気ままに続いたことが思いもよらない形で評価されたり、話す場を頂いたり、ずっと自分の身に起こっていないかのようなふわふわと不思議な気持ちになる。
ここ数年は想像もつかない未来に出くわし続けてて、毎日がとにかく刺激まみれでわやで、時にしんどくて、とっても楽しい。白老愛も更に増した今。これからもあらゆる未来を背負って、お人好しカメレオンでありながらも、魚のように目的地なくゆるゆると泳いでいきたいなあ。
そんなことを思いつつ、またいつもの日常を過ごす今日この頃なのでした。

まちなか神出鬼没なカミスココくん
北海道でもアピールしてきます◎
さよならかみす、ありがとう!! またねー!

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