見出し画像

イスタンブールのメインイベント

イスタンブール 2日目。ホテルの周りにも朝ごはん屋さんがちらほらあるようなので、毎朝違うところ行こうかなと思う。
今日はこちらでトルコの朝食と言えばのメネメンをいただく。もちろんパンは食べ放題。

メネメンセット

トルコ版スクランブルエッグという言い方もあるようだけど、どちらかと言うとトマトの風味が強いので卵入りトマト炒めとスープの中間という感じかな。美味しい。パンが進む。
そしてチャイがカップに入って出てきたの初めて見た。
こちらでも店内猫闊歩。店員さんには追い払われていたけどね。

まるで主のよう


店をでて、今日の、というかイスタンブール旅行のメインイベント、ブルーモスクとアヤソフィアの見学に向かう。

色が可愛い

レストランの近所は昔からの住宅街っぽい感じで、知らなかったんですがトルコは結構木造建築も多いみたい。綺麗にしているところは色とりどりのペンキで塗ってたりする。手入れしてない建物は崩壊してたりするけど。

道すがらも古い建物やらジャーミーやら遺跡やらに行き合うので、見所には事欠かない。

6世紀に建てられたジャーミー
なんか古そうな壁
オベリスク、4世紀建立らしい...
蛇の柱。こちらも4世紀...


もう一つオベリスク。こちらは紋様いり。

とブルーモスクに辿りつくまで色々ありすぎで、イスタンブールの歴史の重厚さと、それをこれまで保った人々が素晴らしいと思わざるを得ないです。

でメインイベントその1、スルタン•アフメト•ジャーミー(通称:ブルーモスク)へ。こちらは無償で入れます。てかジャーミーは基本入場料取らないのですが、アヤソフィアは例外です。

ドームのモザイクとステンドグラスが綺麗
天井
祈るところ
綺麗...

ジャーミー(モスク)に入るときは短パン不可、女性はスカーフ必須です。あと礼拝の時間は入場不可ですが、それを守れば基本どこでも入れます。
しばし中の雰囲気を堪能した後で中庭へ。

中庭

17世紀建立。さっきから色んな時代の遺物を行ったり来たりで混乱する。
因みにブルーモスクと呼ばれるモスクはマレーシアにもあり、7年前くらいにそちらは行きましたけど、最近の建造物で、ブルーモスクという名前を意識して作ったのか断然マレーシアのが青いですwステンドグラスも多様していて華やかさはあるんですが、歴史に裏打ちされた重厚感においてこちらに分があるなと思いました。くらべるものでもないけど。

隣のスルタン•アフメト一世廟も無料なので見学

棺が並んでる...の?
壁の装飾

さて、メインイベントその2、アヤソフィアです。博物館だったのをジャーミーに戻して、従って一旦入場は無償になったらしいのですが、改めて礼拝者と見学者を分離して、見学者は有料になりました。入場料の表示が25ユーロだったのですが、2024年6月時点で1€=170円くらいだから4250円なのだけど私はユーロなんて持ってないのでトルコリラで払いました(カードで)。リラの場合900リラ。
で、1トルコリラ6円ぐらいなので5400円...なんでこんなユーロと差がでる事に...円安が悪いのか。
入場後、階段を登り2階へ。見学者と礼拝者を分離した結果、見学者は1階に入る事ができず、2階のみの入場になったようです。見学的見所は2階に集中しているようなのでまあそれでもよいのですがでも、モスク見学の醍醐味って下から見上げた天井の圧倒感だと思うのでちょっともったいないです。一階から見たかったけどまあ、本来そう言う場所じゃないしね。

バルコニーからの眺め


天井


イエス・キリストのモザイク?
イエスと弟子二人

こういうビザンツ時代のモザイク画が今まで残っているのも1453年のコンスタンティノープルの陥落のときにオスマン帝国がブチ壊さなかったからだし、漆喰で隠してジャーミーとして転用して使い続けたからなので、歴史の皮肉だなと思うわけです。

出口近くにあるモザイク画
出口近くにいた猫ちゃん

さて、普通であればこのあと隣のトプカプ宮殿、となるかもしれませんが、しばらく滞在するし一日で巡ら無くても良いんじゃということで後まわしにすることにしました。
で、後日改めてトプカプ宮殿の入場料調べたら2000リラ...って12000円!ちょっと行くかどうか迷うことにします…ほんとはドルマバフチェ宮殿も行きたいとか思ってましたがとんでもない。

トプカプ宮殿の入口

なのでここで一旦お茶しに移動。

トラムとアヤソフィア

こんな感じで歴史地区はトラム乗り入れで基本的には自家用車乗り入れ禁止みたいです。これだけ観光資源が密集していたらそうすべきだよなー。街の回遊性も高まって、とても良いと思うのです。
とはいえアヤソフィアからシルケジまでの道はせまく、しかも複線のトラムで、ある場所は商店の軒先ギリギリで通過していきます。

グイグイ来ます。

こういう光景漏れなく好き...。

お茶はシルケジの老舗お菓子屋さんでいただくことに。バクラヴァとチャイをいただきます。
うーんやっぱりバクラヴァ美味しい。4つセットでしたが、ペロリしちゃいました。

シルケジの街を見ながらお茶

シルケジには国鉄の駅もあって、いまは近代化された近郊列車がソロソロと発車いていく駅ですが、その昔はオリエント急行の終着駅だったらしく、それなりの雰囲気。あとマルマライ(ヨーロッパ側とアジア側を結ぶ地下鉄)の駅入口があり大体そっちに向かって行くので駅はひっそり、猫ちゃんはのんびり。

ここにもアタチュルク
待合室は、いまはカフェになっているみたい。
駅の猫ちゃん


一旦ホテルへ戻りひと休憩してからサバサンドを食べにカラキョイへ。どうやら乗ったトラムが、ガラタ橋越える手前で終点だって事でせっかくなのでガラタ橋を歩いて渡ってカラキョイへ。

ガラタ橋上から新市街の眺め

お店はカラキョイの海沿いではなく、商店街のなか。

店構え
あらかじめ中身は焼いておいて巻いてさらに焼く 

コーラと一緒で200TLだったかな?

食べかけですまんがこうしないと鯖が見えないので。

サバサンドというよりはサバラップなんですが、日本だと和風の味付けしかしないサバがこうやってスパイシーな味付けになるのかと面白かったです。美味しかった。

カラキョイ側はこういうサバラップのお店が多いみたいで、パンに挟んだサバサンドも食べてみたいです。

小腹も満たされて、ショッピングセンターへ移動。旧市街のホテル近くには大きなスーパーもなさそうなので郊外へむかう。

ショッピングセンターへ入るにも荷物検査があってまあ、テロもしばしある国だからしょうがないんですが、そんなんでいいのか?てくらいちゃんと見てない気がする。大丈夫か?

入ってすぐに食器屋さんがありチャイ淹れる用のやかん(二段式になっていて茶葉を蒸らして煮出す用とお湯を沸かすようになっている)、チャイダンルックがあってほしくなっちゃう…

チャイダンルックあれこれ

ここのモールは広いけどあまり複雑じゃない作りなので見やすい。スーパーで何買おうかと思案。あとはグローバルで有名どころのSPAブランドも入っているのですが、お気に入りはトルコのブランドKOTON。このロゴのOの意匠が可愛い。ここで服をいくつかお買いあげ。

KOTON


もう一つLC waikikiというSPAもあり、こちらでは怪レい日本語Tシャツを売ってました。買わなかったけど。

自己発見して

改めてスーパーで買い物をし

チャイの茶葉が大袋でいっぱい

外に出るともう9時近いのにほんのり明るい。時間感覚が狂います。

イスティクラル通りでご飯食べようとそこまで行くにはメトロもあったけどせっかくなのでバスに乗る。イスタンブールでバスは初めてですがイスタンブールカード使えばそんなに難しくない。

バスは黄色
ちゃんと停留所表示もある。

イスティクラル通りの、チチェッキパサジュという古いアーケードの中にあるレストランに入る。
まずはビールとメゼ(前菜)で。

サルマと豆のサラダ


そして初めて飲むラキ。確かに強いんだけど癖もそんなになくて美味しかったです。
なぜか隣の3人組のうちイケメンが声かけてきて乾杯したのですが、ラキを飲む者同士、という事だったのでしょうか...

ラキはチェイサーとともに。
主菜のキョフテ
アーケードはこーんな感じ

流しの人がウロウロしてて、私は目が合わないようにしていたのですが、隣のイケメンがリクエストしたりして、で歌に合わせて周りのお客さんも歌ったり踊ったりしているというのが国民性だなと思いました。

ご飯を終えて、丘の上にあるイスティクラル通りから海沿いのトラムの駅まで歩いて、

夜の街の猫ちゃん

トラムに乗ってホテルへ帰りました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?