2周年を迎えて

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おかげさまで 株式会社桑山瓦は2周年を迎えることになりました
これもひとえに皆様のご贔屓ご支援の賜物と感謝しております
スタッフ一同 皆様により一層のご満足頂けるよう さらなるサービス向上に心掛け邁進してまいります
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます

BIM部門の ワイクウーデザインは 2016年に設立し現在に至ります。
前職場を退職後にフリーランスの屋号として何が良いかと色々考えた結果、
私の名前からykuwを作り、ワイクウと読みます。
ワイクウの語源は、ムエタイの競技前におこなわれるワイクルーという師に礼を示す儀式からとっており、伝統技術である瓦葺の職人だった私が常日頃から心がけている先陣を敬い後世に伝えていく姿勢と重ね合った事からつけました。ムエタイには全然関りがない私ですが、世界中でそうした心があるのだと改めて感じ、屋号とする事にしました。

なぜワイクウーデザインは三重県を拠点にしているか

現在の名張市は高校卒業後に移り住んだ地で、元々は伊勢市で生まれ育ちました。私は生まれも育ちも地方の田舎です。
田舎には、田舎から街へ出ていく人、田舎に残る人の2パターンあります。
そして、田舎に残る人の中にも2パターンあります。
1、出ていく必要性を感じない人
2、家庭の事情や自分を低く評価し憧れや興味があっても出て行かない人
私は2番でした。家庭の事情が大きかったですがその後者はもっと大きく、自分には外へ出ていく能力は無いと思っていました。
チャレンジする事すらしていなかったのです。
それが変わったのが2010年にNHKで放送された京都銀閣のCG再現を視聴した事がきっかけです。
その後、瓦葺工事で三重県津市の専修寺御廟拝堂(当時県指定文化財)に携わる事になります。それまでも文化財に携わる度に思っていた「解体調査で分かった事はたくさんあり、資料にまとめられるけど世の中にあまり知られていないな。資料も興味がある人しか読まないよな」と感じていました。
ですが、銀閣のCG再現はテレビで放送され、視聴した人は銀閣でそのイメージを膨らませて楽しむ事ができるなと思い、そこからCADを少し独学していきました。
そして行き着いたのが、どうせなら専門学校へ行こう!という決断です。
2013年から社会人学生になり大阪の中央工学校OSAKAへ入学し、そこで現在事業にしているBIMやxRと出会っていきました。
卒業制作で挑んだ、伊勢古市の再現。今はなき街並みをBIMで復元し、動画で再現しました。これが第一目標。そして目玉にしたのがAR模型でした。
当時は今と違ってunityやUE4もまだ建築業界では普及しておらず、既に知ってはいましたが、触れるわけではなかったので、ARはPCを使って再生しました。
卒業後は家業へ戻る予定だったので就活はしていなかったのですが、BIMはもう少し勉強したいなとは思っていた卒業間近に前職が契約社員を募集しており、学校で面談を受けた結果、入社する事になり慌てて大阪へ引っ越したりと2月は卒制発表に引っ越しに大変な1カ月でしたwww
で、前職で色々な案件に関わらせて頂いているなかで、この仕事って都心のオフィスに行かなくてもできるよなって実感していました。
大きな組織ではあったので、大きな物件に関われる喜びはあったし辞めるのは勿体ないとも思っていましたが、家業の事もあっていつかは戻らないとと自分の中では決めていたし面談時にも伝えていたので、自分でも思っていたより在職期間は短かったですが1年半で退職しフリーランスになりました。
そして、地方でくすぶっている人を輝かせる企業を作るぞ!と決め、フリーランスになると同時に実家へ戻りました。
それが三重県を拠点にしている理由です。
退職後も1度前職場から呼び戻され1年くらい戻ったりもしましたが、フリーランスになってビジコンに出したら受賞したり、県のスタートアップ支援で県代表になったりしているうちに、今もお世話になっている企業の方から法人にした方が絶対に良いからすぐにやりな!って助言をもらい、家業を法人成りし桑山瓦を設立しました。

地方で起業する利点

みなさん都会で起業する方が多いのですが、都会での利点もたくさんありますが、地方で設立するとたくさんの方が助けてくれます。
ビジコンに応募するきっかけも、ワイクウーデザインのロゴを商標登録するのに相談に行った先で、こんなのあるから応募すると良いよって言われて、そのビジコンの存在を知り、慌てて応募したら2次に進み最終まで進んで受賞したり、ビジコンの特典でイベント出展があり出展したら県でスタートアップ支援があるから応募したらと言われて応募したら選出されて県代表企業の1社として東京で開催のイベントに出たり。
商工会議所も親身になってくれるので補助金を教えてくれたりサポート体制が手厚いです。そして全てにおいて待ち時間が存在しない!機関のアポイントが取りやすい!スタートアップにとって一番の利点かなと思います。
地方銀行もスタートアップ支援の一環で親身になってくれるので、担当行員さんだけでなく支店長さんも事務所に定期的に訪問してヒアリングしてくれたりと、事業運営としてはとてもやりやすい事がたくさんあります。
ただ、東京に遠かったりと障壁もたくさんありますが、東京だけに拠点を構えるなら、地元や興味のある地方で起業して東京にも拠点を構えた方が良いのではないかなと個人的に思っています。
地方によっては、東京在住者が地方で起業すると、その時点で支援があったりするようです。←元々地方民は恩恵に預かれないので悔しい所です。

3期目のワイクウーデザイン

3期目を迎えたワイクウーデザインですが、今はコロナが騒がしく先が見通せない所もありますが、今まで以上に色々な事へチャレンジをしていこうと思っています。
法人成りして2年、去年開催したワイクウDAYや、たくさんの場所で講演させて頂いたり、SNSでの発信など露出を増やしてきた成果も出てきており、去年から新規の企業からも大きい案件の相談や案件を頂けるようになってきました。
昨年は、双方向視覚共有VRやARVR双方向視覚共有をリリースしたりしてきましたが、双方向視覚共有シリーズの強化をしていき、HoloLens2も強化していこうと思っています。
そして、史跡復元BIMの普及活動や、Rhinoceros・Grasshopperの強化をしていきます。
あとワイクウDAYを今期も開催したい!

2020年も全力で頑張ります!

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