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アート合宿を終えて〜後編〜

GWに参加したアート合宿。
5日間熱海に篭り、いろんな感情に出会い、向き合ったことを記録しておく。
文章量が多くなってしまったので、前編と後編に分けて。

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|わたしとの優しいやりとり

3日目。
キャンバスを持っていってもらって自由に描いていいよ!と言われたけれど、「もう絵を描きたくない!」という想いが湧いてきた。



他の参加者はガシガシ絵を描いている状況下。
今までのわたしであれば、間違いなく「描き続ける」という選択をしたのだろうと思うけれど、放棄した。


会場から抜け出し、お気に入りの石の上に座って音楽を聴いたり、お昼寝をしたり。これまでにないプロセスを進んでいる感覚。

(お気に入りの石の上から見える景色)

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そしてオーガナイザーのしゅんさんとの1on1。
描いた100枚ドローイングを見て、絵から読み取ったことを伝えてもらう。

しゅんさんの創る場はとても安心感がある。
絵から今の”わたし”を受け取ってもらい、優しく包まれているような時間だった。
(ちなみに、やさぐれながら、半ばヤケクソで書いた絵は見事にひとつに分類された笑。絵は誤魔化せないんだなぁ。)

対話の後、大きな1枚のキャンバスを渡された。

「何枚も描かなくていいから。
 直感を信じて、湧いてきた色を優しくのせてみて。
 
 綺麗でなくて良い。濁っていても良い。
 真摯さと優しさを持って描いてみて。」

多分、不安そうな表情をしていたのだろう。

「大丈夫。めっちゃ良い絵になるよ。」

とても暖かい言葉をもらい、そこからはひとつの問いを持って、じっくりと1枚のキャンバスと向き合っていく。


最初は恐る恐る、水をたくさん含ませて淡い色をのせていく。
そのプロセスもしゅんさんに承認してもらいながら、少しずつ絵を描き進めていく。
色を選ぶのも、線を引くのもじっくり時間をかけて、優しく。



絵を描くことを放棄したのもそうだけど、マイペースに絵を描くこともわたしにとっては大きなチャレンジだった。



絵を描く中で、ここに何か足りない感じがするな。という違和感を感じるけれど、

「この違和感は、キレイな作品を描こうとしてのもの?」

と問いかけながら、焦らずじっくりと向き合う。
わたしとの優しいやりとりを重ねていき、絵を完成させることができた。

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noteを書いていて気付いたのだけれど、
前編で2日目の出来事を書いたときは「自分との戦い」と、一人称を”自分”としていて、後編では”わたし”になっている。
そうそう、ニュアンスが違うのだよね。という気付きも得ている。

▼キーワード:”わたし”との優しいやりとり

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|わたしを愛することからはじまる

最終日は対話型鑑賞会。
それぞれが書いた絵を見て、感じたことを伝えていく。

わたしは「わたしが求めていることは何だろう?」という問いを持ちながら絵を描き進めたため、そのアンサーとして,見てもらった方に何を感じたか教えて欲しいとリクエスト。

全員がその問いを受け入れてくれ、大切に言葉を紡ぎながら伝えてくれる。
それまでにも感じていたけれど、この場に来て本当に良かったと感じた時間。
間違いなく”愛のギフト”だったなと感じる。

ここで頂いた言葉を書こうと思ったけれど、やっぱり大事にしまっておこう。

このプロセスで感じたことは、

・こんなにも温かく受け止めてもらえるのだという他者の優しさ
・言葉にすると一気に軽さが出てしまう気がするけれど、ありのままの自分にOKを出すこと
・他者との愛あるやりとりの豊かさ


これまでの人生を振り返ると、ロールごとに求められていることを敏感に察知してやってきた。
転職をしても「馴染むのがとても早い」とどの会社でも言われてきた。
だからこそうまく回ってきたことは沢山ある。
でも、今それでは満たされない感覚があるのだと思う。
自分を生きていない感じ。


生存戦略として求められることをやっていくうちに、自分にアテンションが向けられていないことにも気付かなくなる。
このタイミングで改めて向き合うテーマだったのだと感じる。


いかんせん長くこのスタンスをとってきたので、気付いたからといってすぐに切り替えられるわけではないと思う。
焦らずじっくり、少しづつ。


わたしがわたしを愛することからはじまる。
そして他者を愛し、愛あるやりとりが展開されていく。そんな世界に生きたい。


▼キーワード:自分のスペースを大切にする、自分を愛する、他者を愛する

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なんだか今、生まれ直している感覚がある。
先日、石井ゆかり先生の「3年の星占い」を再読しているとまさにこんなことが書いてあった。

「自分自身」になる

「あるべき自分は何か」を問いかけながら、いらないものをそぎ落とし、新しいものを取り入れていく作業。それが2021年のあなたの世界では急ピッチで進んでいくでしょう。

「自分はこういうキャラだから」「自分はこういう性格だから」と、半ば自分で自分に押しつけてきた「設定」を、2021年は盛大に「解除」できるかもしれません。

ここにあるように、急ピッチで進んでいくのかどうかはわからないけれど、今それをキャッチできていることに少しの安心感を感じている。
でも、同時に前に進んでいけるのだろうかという不安も共にある。


わたしだけでなく、今を生きているたくさんの人も同じような感覚を持っているのだろうなとも思う。
そんな感情も共有し合いながら進めると、とても豊かな人生を歩んでいけるのかもしれないな。

今わたしと関わってくれている友人や、未来に出会う友人、パートナーなどとそんな風に進んでいけるといいな。


5日間とても濃い時間を過ごすことができました。
まだまだ書けていない気づきも沢山あるほど。
愛に溢れた時間をつくってくださったオーガナイザーの皆さん、共に過ごしてくれた友人の皆さんに感謝しています。



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