はじめてのセッション

徐々に予約が埋まり、とうとう初セッション。
当日は日中から落ち着かなくて休憩時間にフォームの回答を見直したり、どんな質問をしたら気兼ねなく話してもらえるかなとシミュレーションしたり。開始2時間前にご飯を食べることを忘れていたので近所のファミレスでお腹を満たした。

これまでの経験から、初めての人と会う不安は会うまでが最高潮なことはわかっているはずなのに、こんな人だったらどうしようかな、こんな返答が来たらどこを掘って行こうかな、と思考が止まらない。

1時間前には周りの環境を整えて音楽を聴いてみたりバーレッスンのようなことをしてみたりさらに落ち着きのなさが酷くなる。
Zoomのビデオ設定で顔色は悪くないか、表情は固くないかとチェックして、いざ本番。

明るく、惜しみなく思考回路をシェアしてくださる方で、準備していたものはほとんど使わなかった。相手から渡される言葉をひとつずつ吸収しながら、その人が働く風景に没入する。

そう、いっつもそうなんだよな。ちょっと気持ち悪くなるぐらい準備して、結局本番では使わない。でも本番を楽しむための儀式として今の私には必要な工程なんだろう。

あっという間に90分が過ぎた。クライアントのゴールの風景は世の中がそうあったらいいのにな、と思える風景で、この人が動かない世界はずいぶんつまらないだろうなと思った。

あとで録画を見直していたらオンラインのくせにやたらボディランゲージが多くて恥ずかしかった。言葉を身体で補っている。

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