趣味修行

考えることが好きだ。臨場感があって惰性では答えが出なそうなものについて考えると気持ちいい。みたいなことを昨日話していたら「これから趣味修行って言ったらいいよ」と言われた。

激しく動くより体幹トレーニングの方が好きで、サウナよりも岩盤浴の方が好き、というのとどこか似ている。芯からじんわり強くなる感じがちゃんと身になってる気がする。最近「強くなりたい」とか「賢くなりたい」とかなんかの第一話みたいなことをよく考えているな。凡人ゆえ人の力を借りてどうにか敵と戦うタイプの主人公だ。

修行を好むのは「がんばる=苦しい」の認知エラーとは違う。あれは自分の身を守るため、苦しいふりをして(いや、実際苦しいのだけど)弱さをアピールする下準備。こっちはただ強くなりてえ、という欲求。
これまで友だちからストイックだと言われて全くピンときていなかったけど、多分修行モードのときのことを指してたんだな。本人は気持ちよくてやってるのだから気づくわけがない。

これまで修行モードに入ったことがあるのはなんだろう。バレエ、ストリートダンス、映画、ワイン、ポテトサラダ、インフォグラフィック、1on1、ZINE、コーチング。練習量と摂取量を取りに行く時か。

そう、やりたくてやってるときは近道しようとしないんだよな。近道するのがもったいないから。飢餓感が強くなって、「待て」ができなくなる。このモードに入った自分はすごくガツガツしていて卑しさを感じる。生きてるって感じがして全然嫌いじゃないけど。

あれは何を満たそうとしてるのかなあ。

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