飛行機夜景

期待に応えてね、国会さん

国会が始まりました。

昨年末あたりから、議員の不透明な行為、逮捕、醜聞などが相次いだこともあり、これらを「徹底追及」するのが国会の使命だ、という論調(にしたいというメディア?)が盛んでした。

国政を担う人々の廉潔性や行動の透明性は厳しく問われなければならない。疑いを呼ぶような行為には、説明責任があります。国会の場で、そこを議論すべきことは言うまでもありません。

でも、決して忘れてはならないことは、今の日本は、課題先進国なんてきれいな言葉に酔ってはいられない状況にあること、それらは行政や民間のレベルだけで解決するのは困難であること、だからこそ、国会がフル回転で頑張らなければならないこと、にあります。

極論すると、国会議員は自らの働き方改革は後回しにして、大げさでも何でもない難局を乗り切るため、全精力を傾注してもらいたい。

国際的には、米中摩擦、韓国との関係性、北朝鮮の脅威、中東の深刻な危機、ブレジクットの影響、地球温暖化対応、国内でも成長戦略、とくにガラパゴス化した日本の先端技術対応の改善、社会福祉対応、少子高齢化対策、大学教育問題、等々、ちょっと思いつくだけで20や30は上げられます。

前回の国会審議では(as is often)、スキャンダル追及、劇場的な展開に終始しました。まるで安っぽいテレビのワイドショーに同期するがごとく、でした。

もう結構。是非是非、政策論議を中心にした国会をお願いします。右でも左でも保守でも革新でも、それこそ命を懸けた議論と実行を。頼みますよ、先生方!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?