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初めての海外出張 Part1 - フランス編

D3の神田です。
9/13から2週間の日程で海外出張+休暇の旅行に出かけています。
出張の様子を逐次お伝えします!
(サムネ画像:セーヌ川)

まず今回の旅程ですが、
1. 9/14-16:パリ
パリ=サクレー大学のLPS(Laboratoire de Physique des Solides、固体物理学研究所)のEdwin Kermarrec先生(NMRと中性子回折が専門)の実験室見学と、ちょっとしたプレゼンテーションをしてきました。
2. 9/17-22:ドイツ・ドレスデン
MagRes2023という学会に参加します。
3. 9/23-24:ドイツ・ミュンヘン(旅行)
オクトーバーフェストに行ってきます。
4. 9/25-26:ポーランド経由で帰国
ポーランドに半日いるので、少し観光する予定
と、かなり盛りだくさんな内容となっております。

執筆時点ではパリからドレスデンへ移動中で、トランジットでフランクフルト・アム・マイン空港にいます。

実はプライベートも含めて海外へ行くのが初めてでして、パリにいる間は何をするにも緊張して大変でした。
ホテルの近くのスーパーで買い物するのも、ホテルにチェックインするのも、電車に乗るのにもいちいち緊張して疲れました。
でも、意外と英語で何とかなりました。さすが観光都市パリ。

訪問先のEdwin(エドウィン)先生と私の関係ですが、仲良くなった経緯がやや複雑です。
小濱先生はパルス磁場中NMR測定装置の開発で北海道大学の井原先生と共同研究をしており、私もプロジェクトに参加することになりました。
ただ、M1の当時はNMRの基礎知識が全くなかったので、北大で2週間NMRの基礎を教えてもらいました。
つまり、井原先生は私にとってNMR実験のテクニックを教えてくださったお師匠にあたります。
この井原先生は昔、LPSでしばらくポスドクをしていました。
そのグループに当時所属していた学生の一人がエドウィンです。
今年の6月にたまたま神田、井原、エドウィンの三名が物性研にそろい、エドウィンを紹介してもらったというわけです。

一番言葉に困ったのは、パリ=サクレー大学の建物に入ったときのこと。
受付のおばちゃんにフツーにフランス語で話しかけられたので、"I cannot speak French."と言いました。
するとおばちゃんは親切なので、一単語ずつフランス語でしゃべってくれました。
「そういう事じゃねーし」と何度か問答をしているうちに、通りかかった大変美しい(たぶん研究員の)お姉さんに通訳をしてもらい事なきを得ました。
まさか大学内で英語が通じないとは…、油断していました。
パリ滞在中、この瞬間いちばん言葉が通じませんでした。

それから、空港に到着早々電車が止まって、5時間くらい空港で足止めを食らいました。
人生で初めて国際線に乗って、降りた瞬間これなので、まったく"C'est la vie."でした。
更に悪いのは、運休のお知らせがディスプレイに表示されていたのですが、空港にもかかわらず、表示がフランス語だけでした。
頑張って単語を拾って「うーん、人身事故かな?」と予想しましたが、空港くらい英語も表示してほしかった…。
エドウィンも「空港でそれはないよね」と言っていました。

ここからは写真をお楽しみください。

成田を出発した直後、伊豆諸島と富士山
研究所の最寄り駅、Le Gouchet。研究所は台地の上にあるため、ここから20分ほど登山しないといけません。
実験室①
実験室②。一つの部屋にマグネットと分光器がある、いたって普通のNMRの実験室です。パルス磁場中でNMR実験をするセットアップがよっぽどクレイジーなんだよなぁ。
エドウィンから「せっかくだからほかの施設も見学どうですか?」と誘ってもらったので、液体(有機物質)NMRの実験室にもおじゃましました。950 MHz(=22.3 T!)マグネットがありました。
大学内にあるテニスコート併設の食堂で昼食をとりました。若鳥のグリルだそうです。とても美味しかったです。僕は日本人の中では結構食べる量が多いほうだと自負しているのですが、最後食べるのが苦しくなるくらい量がありました…。
左からチームリーダーのFabrice(イケオジ)、神田、Edwin(イケメン)。
顔面偏差値がつらい…。
土曜日は1日パリを観光。これはルーブル美術館。
これは凱旋門。
Au revour, Paris!


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