【書きなぐり】2023開幕!!!!!!

2023年のJリーグが開幕します。

ファジアーノ岡山の今シーズンの目標はズバリ『J2の頂』。悲願のJ1昇格は、J2を制して成し遂げる。

なまいきだ、大言壮語だ、という意見もあるかもしれないが、だれが何と言おうと、この目標を見据えて最後まであきらめず戦う所存にございます。

『J2の頂へ』を唱えるうえで忘れてはならないのが、キーワード「10.30」。思い出すのもにがにがしい、2022年のJ1参入プレーオフ1回戦での敗退劇。

あの日、スタジアムで・テレビの前で・ラジオの前で、唇をかみしめたサポーター同志諸賢の皆さんが、たくさんいたはず。あの時、真剣に応援している身としては、本当につらくて悲しくて、もどかしくて悔しい気持ちになった。

2/17(金)、開幕前夜にNHK岡山で放送されたドキュメンタリー番組において、「10.30」試合後の様子が流されていました。その中で、前社長の木村氏、現社長の北川氏は人目も憚らず、大粒の悔し涙を流していました。

かねてより、岡山という街には、木村氏・北川氏のような「熱く」「本気」で、もはや「いちサッカークラブ」という範疇を超えて、自分たちの地域のため挑んでいる大人たちがいることは知っていました。

そんなご両名―かたやクラブの筆頭株主、かたやクラブの社長―という、立場もあって背広を着たりっぱな大人が、ふたり肩を震わせて、心の底からこらえきれない悔し涙を流していたんです。ぼくたちサポーターと同じように。

(そのシーンを回想しながらキーボード打ってるとウルウルしてきます。涙腺が弱くなったッ!)

選手・クラブスタッフ・ボランティア・サポーター・その他関係各所の皆様…あの日、各方面で、置かれた環境こそ違えど、同じ悔しさに向き合うこととなった。この経験があってこそ、我々は今季、きわめて本気で『J2の頂』を目指すと宣言しています。

そして開幕が近づくにつれ、その目標に挑まんとする姿勢・体制・街の雰囲気が整ってきたように思います。

今シーズンのファジアーノ岡山には、昨季の悔しさを知るメンバーの大半が残留しました。

慣例的に、シーズンオフを迎えると主力選手が他クラブへ引き抜かれ、クラブの戦術について「継続か、再構築か」再考を余儀なくされる…なんてことはよくある話です。しかし、このオフに限って言えばほとんどの選手が残留してくれました。

戦術は「継続で!」と淀みなく決断できることも大きいですし、彼らのほとんどが「10.30」の悔しさを知っていることは、今シーズンを戦っていくうえで極めて重要な意味を持つと思います。

そのようにして太い骨格が残った上に、新しい戦力(ここでは「なかま」と読むこととする)が加わりました。彼らの加入によって、昨年できなかったことが今年はできるようになったり、改善したかったことが改善出来たり、いろいろなアクセントをクラブに加えてくれることになるでしょう。

今年の選手層の充実度は過去に例がないものです。選手としてはスタメンの座を奪うのも一苦労でしょう。しかしながら、チャンスはすべての選手にあり、どの選手も虎視眈々と、準備を続けていることと思います。

推しの選手がベンチ入りできていなくても、コンディションの調整中であっても、あきらめる必要はありません。きっとどこかで必ず、皆さんの推し選手の力が必要になる時が来ます。

そういう選手が、チームの窮地を救ってくれるはずです。昨年夏、疫病禍の時のように。

かつての指揮官である長澤徹氏は、ファジアーノ岡山を率いていたころ、とあるインタビュー(2016J1昇格プレーオフ1回戦後だったはず)でこうコメントしています。

「(我々は)まだ何も成し遂げていない」

昨季の苦い経験「10.30」は、クラブを結束させる拠り所となる経験でもあるかも知れませんが、これを乗り越えなければ、目標「J2の頂」は見えてこない。まだ何も成し遂げていないんです。これから成し遂げなければいけない。

木山監督が昨年、ホーム最終戦で発言した「やりますか、みんなで」。この言葉の効力は今シーズンも引き続き有効でありましょう。

今年も、みんなでやりましょう。みんなで目標を達成しよう。

待望の新シーズン、開幕!


(了)



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