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日越カップルの国際遠距離結婚の手続き (ベトナム編)


はじめに

Yuki Minhです。またまた、お久しぶりです。

ベトナムに住む彼女と2022年8月24日に日本で結婚した後、2022年12月21日にベトナムでの結婚手続きが終わり、晴れて日本・ベトナム両国で夫婦となりました。

もう夫婦になったので、ここからは彼女ではなく妻と呼びます。

さて、国際結婚の手続きをするためには日本だけではなく相手国での手続きが必要です。
日本編に引き続き、ベトナムでの結婚手続きについて忘れないうちに記録しておき、同じような日越カップルのためになることを願っています。

あくまでも僕達の結婚手続きのまとめになります。
ご自身の結婚手続きはご自身の責任において行ってください

前提

国際結婚の手続きと言っても、いろいろなパターンがあります。
僕達は以下の前提条件で進めていきました。

  • 僕は日本人、妻はベトナム人 (日越カップル)

  • 僕は日本在住、妻はベトナム在住 (国際遠距離)

  • 日本で先に手続きをし、その後にベトナムで手続きをする (日本先行型)
    日本での結婚手続きについて知りたい方は以下の記事を参照ください。

ベトナムでの結婚手続きの流れ

大きな流れは以下です。

  1. 人民委員会に必要な書類を聞く

  2. 書類を集める

  3. 人民委員会に書類を提出する

では1つ1つ詳しく解説しましょう。

人民委員会に必要な書類を聞く

"人民委員会"という言葉は聞き慣れないと思います。
日本でいうところの役所です。
結婚手続きは日本の役所と同様に、ベトナムでは人民委員会で手続きをします。

日本先行型で進める場合、ある程度日本での結婚手続きの目処が立ったら、先に人民委員会に行って必要書類を聞いておいた方が時間のロスが少なくなるのでオススメです。

私たちは国際結婚の後に配偶者ビザを申請するため、日本の行政書士さんに依頼していました。
そのときにベトナムでの結婚手続きについて聞いたのですが、結局「人民委員会の指示に従ってください」とのこと。
結婚手続きは日越カップルが力を合わせてやらないといけないようです。

妻が人民委員会に聞いた結果、僕達の結婚手続きに必要な書類は以下でした。

  • 身分証明書

  • 住民票

  • 婚姻届受理証明書

  • 戸籍謄本

  • 健康診断書

  • 身分証明書

  • 住民票

  • 戸籍

  • 健康診断書

書類を集める、作成する

身分証明書

パスポートのコピーでOKです。日本側の書類は後述する公証の手続きが必要になります。

戸籍謄本

日本の役所で結婚手続きをしたあとに発行するものが必要です。戸籍謄本は住民票を置いている役所ではなく本籍のある役所で手続きをするので、反映されるまでに1〜2週間が必要でした。これは翻訳と公証が必要です。

婚姻届受理証明書

日本の役所で結婚手続きをしたあとに発行することができます。僕達の場合は、婚姻届を受理した次の日から発行が可能でした。これも翻訳と公証が必要です。

健康診断書

妻経由で人民委員会から聞いたところによると結婚手続きには健康診断書が必要とのこと。
2023年9月にベトナムに行ったのでそのときに現地の病院に行き、精神科のお医者さんに問診してもらい、健康診断書を発行してもらいました。
精神科の先生だったのでどんなことを聞かれるかとビクビクしていましたが、重い精神疾患を患っていないか、家族や親戚に重い病気を持っている人はいないか、ちゃんと会話ができるかなどを聞かれた感じで、ものの10分程度で終わりました。
費用は1万円以上しました。

ですが、結果的に健康診断書の提出の必要はありませんでした。
最初にベトナムで結婚手続きをするときには健康診断書が必要らしいのですが、僕達は日本ですでに結婚しているので不要とのことでした。
「だったら最初から教えて欲しい」と思ったのですが、まあこれも良い経験でした。

翻訳する、公証する

日本の書類は当然、日本語で書かれていますし、ベトナムの人にとってはそれが本物かどうかは判断できません。
そのため、翻訳と公証の手続きが必要となります。
戸籍謄本・婚姻届受理証明書については翻訳、そしてパスポート・戸籍謄本・婚姻届受理証明書については公証の手続きをしました。
本来であれば、在日ベトナム大使館などに出向いて手続きをする必要があります。
時間的余裕がある人は自分たちで全部やってもいいかもしれませんが、僕は普通の会社員でなかなか平日に休みを取ることができないので、翻訳と公証の手続きは行政書士さんにお願いしました。
配偶者ビザの手続きの料金に加えて、翻訳と公証の手続きの料金がかかりましたが、早く確実に手間少なくベトナムでの結婚手続きを済ませたかったので僕たちにとっては良い選択だったと思います。

人民委員会に書類を提出する

書類が準備できたら人民委員会に提出します。
日本からベトナムへ書類を郵送するのに1週間、そして人民委員会に提出してから審査されるまでは2週間ほどかかります。
日本は婚姻届を出し、不備がなかったら即日受理なので、ベトナムの方は時間がかかります。

ですが、日本と違って画期的だと思ったのが、手続きの状況がオンラインで確認することができることです。
妻に見せてもらったところ、受付した人が名前を間違えたらしく、僕の名前が"Yoki"になっていました。
これでちゃんと正しい書類が出てくるのか不安でしたが、ちゃんと手続きが完了しました。

ベトナムでの結婚手続きが完了したら「結婚証明書の原本」と「結婚証明書の翻訳」を入手してください。
日本での配偶者ビザの手続きに必要となります。

最後に

日本の役所でも、ベトナムの人民委員会でも、まだまだ国際結婚は珍しいようで、担当者によって言うことが違うことがよくあります。
なので、そういうものだという気持ちで望むと気が楽になるかもしれません。

2022年12月21日にベトナムでの結婚手続きが完了し、その3日後の2022年12月24日にベトナムで結婚式を挙げました。
日本とベトナムでの結婚手続きが完了し、結婚式も済ませました。
これで日本でもベトナムでも胸を張って「夫婦です!」と言えます。



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