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なつかしさ(ノスタルジア)について(1)

これからしばらく、「なつかしさ(ノスタルジア)」について、心理学の側面から、お話をしていきます。

では、なつかしさ(ノスタルジア)とは、何でしょうか?

なつかしさは、昔よく聴いた歌を耳にしたり、学生時代の同級生に久しぶりに会ったりすることがきっかけになって、過去を思い出すという意味で〔記憶〕にかかわります。

その時、とても心地よい、時には苦しく悲しい気持ちを引き起こすという点で〔感情〕にかかわります。

また、昔に戻ってやり直したいという望みを持つときには、小さい時から今の自分までの連続した〔自己〕とのかかわりがあります。

なつかしさの「なつかし」は日本語の古語で、動詞の「懐(なつ)く」が形容詞化したものですね。心が惹かれて離れ難いことから、魅力的であること、すぐ傍に身を置きたいことなどの意味があった。

それが、時代を経て、かつて慣れ親しんだ人や事物を思い出して、昔に戻ったようなボジティブな気分を示すようになりましたね。

〔記憶〕は、なつかしさの概念の中核にあり、なつかしさに関わる認知のプロセスを支えています。

〔記憶〕のモデルについてはこれまでも述べてきましたが、次回、改めて詳しく解説します。〔記憶〕は、この事業を推進するためのたいへん重要なキーワードですから。

そして、なつかしさ(ノスタルジア)に対して、より広く、より深く究め、その成果をここで示しますよ。

ー続くー

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