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もがきながらも

絵本が好きだ。

絵本というか、絵本の世界観が好きで今でも唐突に読みたくなる。

2匹のネズミが大きな大きなたまごを見つけて、大きな大きなカステラを作る。
そんな絵本を知っているだろうか?

私が実家にあった本で、1番大好きな絵本、ぐりとぐらシリーズだ。

かわいらしい絵柄もさることながら、大人になった今、もう一度読むと考えさせられることがある。

ぐりとぐらはたまごを見つけ、カステラを作ろうとする。
が、その大きさゆえに一筋縄ではいかない。

ただ、彼らが普通のネズミと違うのは(普通のネズミがどうするかは分からないが)試行錯誤しながら、目的のための具体的な行動を見つけようとするところだ。

大人になった今、ライターになりたいと思って東京に出てきたものの、未だに目標がもやっとしたままの私には刺さる部分があった。

そもそも私は、努力が目的になってしまって、ゴールを明確にしないまま、突っ走ってしまう時がある。

今の私には「大きなカステラを作る」のような、具体的なゴールが必要だと思った。
そこで、ここで一緒に考えていきたいと思う。

具体的なゴールを作るとき、自分が頑張っている理由は何だろう、とまず考えた。

私は、何かと色んなことを頑張るが、それは心の何処かで

「自分は生きているだけで、認められるような何かを持っていない」

と思っているからだと思う。

とはいえ、何があっても目標に向かって頑張っていけるような強さも何かを犠牲にしてまで努力を続けるような忍耐力も持ち合わせていない。

私が頑張るモチベーションになる力は

「自分が認めてほしい人に認めてもらいたい」

ただ、これだけだ。

これだけだったのだが、本当に認めてほしい人に認めてもらえないことも多かった。
自分の中で、期待と努力をしている分、その事実を受け止めようとすると壊れてしまいそうになる。

というか、そもそも、人に「認めてほしい」と押し付けるのも間違っていると思う。

だから、新しいモチベーションがほしくて色々考えたのだが

自分が自分のことを
認めるためのゴールを見つける

これを新しいモチベーションにすることにした。その手段の1つが仕事。

ゴール分かってないじゃん!というツッコミが入れられそうだが、人生レベルで目指したいことが分からなかったのだ。


昔、心の底からこんな人になりたいなと思った人がいる。

その子は、すごく可愛かった。
けれど、可愛いからなりたかったわけではなくて(それもあるかもしれないが)嫌味がなく自信を持っている人だったからだ。

自分の発言や、自分の持っているもの全てに自信をちゃんと持っている姿は、本当に美しかった。

ゴールを探す時、ふとその子が頭をよぎった。

その子だって、自信をなくすこともあるだろうけど、その時がとても印象的で私の目指したい姿だと思った。

本当は、自分自身の持っているもので評価されたかったけど、それは諦めている。
最初から持っているものが何もないからだ。

ただ、目的があれば(それが評価されなくても)達成するまで頑張れるのは私の強みだと思っている。何かカードがあるとすれば、それだけ。

その手段としての仕事。
仕事の中でのゴールは、「認める」「認めない」のもやっとしたものではいけない。

まずは、「読む人に寄り添う文章を書く」ことを目標にした。

これが意外と難しい。

何か伝えたいことがあるときは、どうしても「自分が」となってしまう。
それに、相手のことをよく知っていなくてはならない。

ライターとしては、基本だがまずはこれを目標に行動を考えることにした。

まだ具体的な行動が足りないと思うから、こうした方がいい!というアドバイスがあれば教えてもらえたら。本当に喜びます。

◎文章に関して

*求めてる言葉を選ぶ能力をつける
→本や記事をたくさん読んで、好きな表現をたくさんインプットする、それを使うターゲットを考えてみる

*思考力をつける
→他の人の文章読んで(もしくは、映画、音楽を聞いて)なぜいいと思ったか考える,それを自分に取り入れるには、どうしたらいいか考える

*社会のことをもっと知ること(世の中の流れ、お金のこと、求められていること、社会の本質を知る)
→メディアを読む、本を読む、勉強する、人に聞く

*世の中が求めている話題を知ること
→人の何気ない会話を聞く、人との会話を大切にする、生活の中で自分が何気なくしていることを言語化する

*自分の文章には何が足りないか知る
→自分と他人の文章を比べて分析する、分析をメモにためる

*ハリボテでも自信を作る
→1番苦手なことだけど、少しでも褒められたことを思い出して悩む時間を減らす。嘘でも自分って個性ある!才能ある!天才だ!と思ってみる。

*心地いい文章を書くために、リズムや文体を工夫する
→他の人のいいなと思った文章のリズムや書き方を真似してみる

*文章を書くときの強みを見つける

◎人柄に関して

仕事は、技術も大切だけど人柄の方がより大切だと思うので、こちらも。

*素直でいること

*心地いい人でいること
→人に何かを押し付けない。心地いい人を身近に見つけて、何がそうさせているのかを言語化する。行動をまず変えてみる。

*人に寄り添う力をつけること
→相手が何を言ってほしいか、何をされたら嬉しいか考えること

(寄り添うや心地よさの話は、自分が苦手なことなのでもう少し思考して別のnoteに書きたい)

*目標になる人をたくさん作ること
→自分と何が違うのかを言語化して、真似してみること

*親しみやすい雰囲気を作ること

*自分に合う状態を知っていること

*印象よく思ってもらうには?と常に考えること

*反省し続けるのではなく、そこから原因を探れる人になること

とりあえず自分が意識するために、色々メモ書きをしたがこれでいいのか分からない。
足りていない部分の方が多いと思うから、日々思考しつつ修正していけたらと思う。

こうやって自分を高めようとすると、意識が高いと思われてしまうかもしれない。
けれども、意識が高いというよりは、今の自分が嫌すぎて少しでも良くしようとしているだけのつもりだったりする。

本当に隣の芝が青いのだ。

人と比べてはいけない、とよく言うが
私は比べること(というか、自分は周りに比べて何も持ってないと思うこと)が頑張る原動力になっているので、悪いことではないと思う。

ただ、それだけでは誰からも教えてもらえなくなるので周りを素直にリスペクトしつつ、自分の中に取り入れたい。
そして、自分ってやれば出来るじゃんと思うことを増やしていくのが当面の目標だ。

そこから、願うことなら。振り返ったときに、自分が自分の仕事を褒めてくれたらいいな、なんて思っている。

自分の努力を見てくれている人はいるが、さぼっている所も、踏ん張れた所も、全部見ているのは自分だけだ。
だから、そんな自分に後ろめたいことのないように。

今日も周りと比べながらも、自分を見て努力を続けられたらなと思う。

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