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NAS更新 QNAP TS-653A

NASの更新でトラブル発生した為、備忘録として残しておきます。

落札したTS-653A

QNAPの4ドライブのNASを運用していたのですが中古で訳あり品を購入したためか調子が今ひとつなので、急遽新しいNASを入手しました。といってもこちらも中古ですが

オークションで程度の良い中古品を入手しました。
比較的新しい機種で、運用中は問題がなく、機材整理のため放出されたとの説明でした。
さっそく既存のNASから移行を試みましたが失敗しました。
システムの更新を何度か繰り返し、起動しなくなりました。
液晶パネルに SYSTEM BOOTINGの文字が表示されたまま先に進みません。
QNAPから公開されている対処方法もすべて試しましたが改善されません。
どうやら起動ドライブがお亡くなりになった様子です。
マザーボードにメモリーがハンダ付けでもされていた場合、メーカー修理しか方法はありません。実際公開されている対処方法では、専門知識のある人が点検修理を行う必要があります。との内容まで到達しています。
諦め悪く、本体カバーを開けてマザーボードを確認します。
そこには、ケーブルに束ねられたUSBメモリーがありました。

マザーボードから変換ケーブルが伸びてUSBメモリーが刺さっています。

これがお亡くなりになっている様子です。
まず容量を確認したいと思い、パソコンに接続しますが、反応がありません。コントローラーを含め死亡している様です。
QNAPのホームページには、起動ドライブのイメージも公開されており、メンテナンス起動用のUSBの作り方も公開されています。
手順を見ていくと、メンテナンス用起動用のUSBメモリーは2GB以上
起動ディスクの容量は492MBのようです。

手持ちに小容量のUSBメモリーがなかったので、信頼性優先でSONY製の8GBUSBメモリーを装着して、メンテナンス用USBと、USBキーボード、HDMIにモニターを接続してBIOSを呼び出します。

詳細はQNAPから公開されている
x86ベースのNASのためのNASリカバリガイド
を参照願います。

記載の通り、コンソールからコマンドを入力していきます。
sudo su
fdisk -l
cd /lib/live/mount/medium/
cp dom.img /dev/sdb
reboot
で完了です。

無事起動したTS-653A

手順では最新のフォームウエアバージョンをQfinder Proを使ってNASにインストールします。となっていましたが最新のファームウエアになっているようでした。

その後、旧NASからデータを退避させてHDDを回収、TS-653AにHDDを移植してRAIDを構築できました。

ここからは推測になりますが、おそらく、前のオーナーは挙動が不安定になっている予兆を感じて放出したのではないかと思います。
結果としては、手持ちのUSBメモリーだけで新しいNASが入手できたのでOKとしたいと思います。

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