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許されたい話

ストレス社会の名のもと、毎日コツコツとストレスを貯金している。競争社会と管理社会が原因とかインターネットは言うけれど、私は何とも競争してないし、何かに管理されているつもりもない。
最近は無性に許されたい。赦されたい?
小さなことでイライラするけれど許されたいし、そのイライラを吐き出さずに飲み込んでいることは褒められたい。
いろいろなことを頑張っているのに、ストレスを私に与えるものからは解放されなくて許してほしいし、それでヤケになってたくさんお酒を飲んで傷を作って泥のように寝てしまうのも許されたい。
食器洗うのも買い物に行くのも、湯船に浸かるのもめんどくさいことと、部屋が汚いのも許されたい。
家のストレスで家にいたくないことも、仕事終わりに家に帰りたくなくてスーパーで小一時間ボーっとしてしまうのも許して欲しいし、フラッと車を走らせてどこかに行くのも許されたい。
脳のバグでずっと死にたくて仕方がないのもそろそろ許して欲しい。






















母親は私が小5の時に脳梗塞で倒れた。若かったので回復も早く、左半身の麻痺で退院した。それからはずっと車椅子で生活している。歩けるようになるためのリハビリもしていたが、筋力の低下と元々持っていた緑内障の進行、貧血から自力での歩行に至る前にリハビリを諦めることになった。
今年あった身障者手帳の再認定では、もう回復する見込みはないだろう、ということでこれからは再認定が必要なくなった。ちなみに先生に「まだ上に1級あるので、なんかあったら言ってください」って言われた。緑内障で将来目が見えなくなると言われているので、可能性は結構ありそうだ。福祉ブラックジョーク。はは。
目が悪くて車椅子の母親との生活は私にとって疲れることしかなくて、ご飯のおかずは全部聞かれるし、テレビは付けてるけど見えてないから何があったのか聞かれるし、飲んでいる薬とか目薬のキャップを落としたら見つけられないし拾えない、車椅子だから通院がめんどくさい、倒れてからヒステリック気味になったこと、言い出せばキリがない。
父親が単身赴任に伴い転出したので、扶養内の私と学生の妹、手帳持ちの3人の家庭には市民税がかからず、母親の医療費負担が無くなった。
これはずっとだけど未だに遊びに行く時は「だれと・どこで・何時に帰るか」を聞かれる。22歳だ。ほっておいてほしい。
お風呂とトイレはまだ自力で入れるので助かっているけれど、1日家でずっとテレビを見ているだけでご飯を出してもらえて、お風呂も沸かしてもらえて、洗濯もしてもらえる生活が本当に心から羨ましいし、負担が私にしかないのでストレスだ。
結構私は頑張ってると思う、もう許してほしい。