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連作短歌「クォ・ヴァディス」

目薬を使って返されている今 忘れられそうになっている顔

帰ろうとする音が聴こえはじめて 思い出を知る枕を干した

だれひとりいなくなりそうな気配に立ち向かおうとしている花瓶

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