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連作短歌「ゆきの」

人といるときに限ってポケットにあるはずのものことごとく消え

手に取った夢でどこかへ連れてってくれそうなにおいのする紙だ

この人の手を知っている 小さくて薄くて白い雪のレプリカ

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