2020.8月28日 読書は楽しい♪
つい最近、手に入れた本。京極夏彦氏・著『虚実妖怪百物語 序/破/急』(3部・分本タイプですが)
あまりに面白くて、休日に一気読みしてしまいました!
単行本としては、2016年に発行されている小説なのだけど。まるで未来予知しているかのように、2020年の現在社会を描いているように感じる部分もあり。凄く興味深く感慨深くもあり…でした。
勿論、フィクションだし妖怪だし。そのまま現実になるはずはないのですけどね!
私は、
リアルはリアル
フィクションはフィクション
バーチャルはバーチャル
(ごちゃ混ぜにしないことって大切だなぁ)と、いつも考えていて。
フィクションやバーチャルな世界に呑み込まれたり、取り込まれたりしないような作品鑑賞を心がけたいと思っているのですよね。
小説でも、映画やアニメでも、音楽でも。
リアルの世界でしっかりと、地に足をつけていることを大切にして。その上で、フィクションや夢の世界を見る事を楽しみたい。
「貴方は、リアルじゃない。私にとって、フィクションの世界に生きている存在なんだよ。だから、交わるコトはないのだよ」を、はっきりさせていたい…というかですね。
だから。この物語のラストはすっきりとしていて、とても心地良かったです。
☆
そして、以前読んだ荒俣宏氏の小説『帝都物語』を再読したくなりました♪
『帝都物語』を知らない方が読んでも、大丈夫だとは思うけど。
先ずは『帝都物語』を読んでから『虚実妖怪百物語』を読んだほうが、お話が理解しやすくなってより楽しめるかと思います!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?