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2021.7月15日 ミス・マープル短編・1『火曜クラブ』 & ミニミニドイリー

昨日に続いて、ミス・マープルシリーズ『火曜クラブ(The Thirteen Problems)』の読書記録
本日は、第一話『火曜クラブ(The Tuesday Night Club)』について綴ります。

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記念すべき《火曜クラブ》第一話は、前警視総監サー・ヘンリー・クリザリングの語る未解決(だった)事件です。

正確には、数日前に真相は解明していたのですが、まだ新聞等での報道はされていなかった状況だったのでしょう。
クリザリング氏は前の警視総監ですから、その立場上、報道前に事件の詳細と真相を知ることが出来たという事です。

事件そのものは、ありがちで。
古今東西いつの時代でも、
こうした事件はあらゆる場所で起きてしまうのだろうな、と思わせられるような
悲しくやるせない、苦味の残る殺人事件です。

ただ、編み物をしながら話を聞き、
鮮やかにその真相にたどり着くミス・マープルの推理があまりに見事で
多くの読者は、爽快さと愉快さを感じるのではないでしょうか。

ミス・マープルシリーズの短編作品の、最大の魅力はそこにあるのだろうと、私は思います。

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さらに。ミス・マープル長編作品の中に、この第一話とある共通点を持つお話があります。

こちらの『火曜クラブ』のほうがかなり先に書かれた作品なので
『火曜クラブ』は、その長編小説の原型ともなった作品だろうと推測されます。

読み比べてみるのも、また楽しみ方の一つとしてありですよね!
ミス・マープルシリーズ長編を読まれたことのある方には、
是非こちらの短編も読んでみていただきたいです📕

「長編は、読むのに時間がかかるから避けたい」という方にも
短時間でさらさらっと読めてしまう短編は、お薦めですね♪

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本日の編み物作品は、お菓子を乗せたミニミニ・ドイリーにしました❄️

『火曜クラブ』の中で、トライフルという西洋菓子が登場するので、何となくそのイメージで。
ただし、真ん中に乗せているお菓子のチャームは、私が造ったものではなく、以前に頂いたもの。
たしか、ポアロシリーズ読書記録の時も、どこかで使っていたと思います。

ミニミニミニドイリーは、今回新しく編みました❄️




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