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2022.3月6日 T&T短編・7『目隠しごっこ』& 「B」

〈トミー&タペンスシリーズ〉短篇集『おしどり探偵』収録作品の読書記録をつづっています。

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7番目は『目隠しごっこ』です。

探偵術のトレーニングの為か? 夫婦円満の為か??
理由はともかく、トミー氏が深緑のアイマスクで両目を覆い、夫人と二人でお出かけするところから、お話が始まります。


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レストランで昼食を食べるのですが、オマールエビのピラフやグリルドチキン、シュリンプサラダにブリッツ風オムレツなど、美味しそうな料理の名前が登場して、心地よく胃袋を刺激してくれます🦞🍗🥗
どれも、食べたくなっちゃいます😋

と、のんきな感じかと思いきや。
トレーニングどころか、本当に凶悪な相手にトミー氏が拐われてしまうという、シリアスなスパイもの的なこのお話。

T&Tシリーズあるあるの、おなじみの展開ですね。
今回は、アルバート君も騎士道精神を見事に発揮して、ご活躍でした。
さすが、少年とはいえ英国紳士ですね🎩

最後に、トミー氏が
「帰ったら真っ先にセント・ダンスタン病院(視力を失った兵士を収容している)に多額の小切手を切ろうと思うんだ」
と、仰っていたのが印象的でした。
さほど、探偵事務所での稼ぎも多くなさそうなのに、素晴らしいですよね。

きっと、作者のクリスティ氏は実際に、病院に寄付をなさっていたのでしょうね。

本日の方眼編みは、「B」です。

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長編作品『秘密機関』の時の「B」より、かなり小さめの「B」となっています♪

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