見出し画像

蒼穹

よく行くギャラリーの名前の由来ということで最近知り、梶井基次郎全集で「蒼穹」を読んだ。

手元にある開高健編「神とともに行け 弔辞大全Ⅱ」では、三好達治が弔辞を書いている。享年31歳、肺結核だったそうである。

小説のなかで登場人物は「私」のみである。「私」が眺める風景について克明に描写される。広大な風景、空の広さ、雲の大きさが描写された後に、「私」は目の前に広がる青空に虚無、闇を感じてしまう。
この闇が何だったのかは、明確には語られない。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?