見出し画像

歩いて、疲れたら、休める場を大切に│#自分らしさを見つける時間 Vol.6

「ひとりひとりが、自分らしい想いを持てて、いきいきとできる社会」をめざしている人が、いろんな人とお話をして、その人の軸を発見→表現していくインタビュー企画『自分らしさを見つける時間』第6回目です。

今回は、大学時代の友人「兄さん」が、とっても久しぶりに、Facebookから過去の記事を見かけてメッセージを送ってくれたので、インタビューしました。

実は、インタビューの約束をしていた当日、爆睡していて、インタビューをすっぽかしてしまったわたし…。そんなわたしを怒るどころか、心配してくれた彼。その言動に1番、彼らしい、穏やかさが出ているように感じました。

画像1

―ほんまに昨日はごめんなさいでした!!

いやいや~昔のおかゆを知ってるから、気絶してたって聞いたら心配するよ(笑)

―やさしい…やさしい……。

今日は、大学の同窓会気分で話したいと思いまーす。

―じゃあまずは、ざっくばらんに、最近何してるの?ってところから、教えてください!

仕事して、休みの日は彼女と遊んでます(笑)

―仕事は、何してるの?

アクリル印刷の会社で働いてるよ。
例えば、今飲食店とかでも、アクリル板が置いてあると思うんやけど、その加工をしてたり、あと、電車乗るときに、ICカードって使うやん?あれのICって書いてある面の印刷をしてたり。冷蔵庫ってメーカーのロゴが書いてあると思うんやけど、あのでっぱったロゴの部分の印刷をしてたりって会社。

―職種は何になるの?

何になるんやろう…実際に作業してる人かな。

―今の会社は働き始めてどのくらいになるの?

3年になるかな。

―今の会社が3年も続いてるのはなんでやと思う?

やっぱり土日祝休みなことが大きいかな。
あと、家からも近いこと。

―仕事は仕事で無理なく続けられてて、プライベートも充実してるって感じなんやね。個人的に気になるのが、最近彼女と遊んでて楽しかったエピソードとか、気になるけど(笑)

何をしてるってわけでもなく、ただ側にいてくれるだけで、楽しいかな~
旅行に行ったら行ったで楽しいけど、家にいるのは家にいるので、楽しいし。ふたりの雰囲気が合ってるから、ケンカとかもないね。

―彼女とはもう何年になるの?

5年になるね~

―5年!!そろそろ結婚とか…?

そう、やね、(笑)

画像6

この写真はきっと彼女さんとフクロウカフェにでも行った写真と思われる。

―仕事と彼女以外にはどんなことしてるの?

仕事終わりはジムに行ったり、ボランティアもしてるよ。

―おー!どんなボランティアしてるの?

地元で、プラレール広場のボランティアしてる。
プラレールを持って行って、子どもたちに貸し出しして、親子連れに遊んでもらってる。

―子どもと一緒に遊んだりしてるってこと?

そうそう~

―野球もしてるんだよね?

野球も、バトミントンもしてるよ!

―めっちゃ充実やん!やっぱり、仕事でちゃんと休みがとれるから、プライベートも楽しめてるって感じなんやね?

そうやね。心の余裕があるから、いろんなことできてるかな。

―プラレール広場のボランティアはなんで続いてると思う?

昔から、電車とかプラレールが好きで。自分が好きやったものに関わる活動だから続けられてるかな。

あとは、3人兄弟の長男坊だし、子どもと遊ぶのが楽しいからっていうのもあるかな。

―自分の好きなことをしたり、好きな人と一緒にいたりするのが楽しいって最近なんやね。

うん。それは誰しもに当てはまることだと思うけど、自分にとって、好きなことをしたり、好きな人と一緒にいたりっていうのは、外せないことかな。

画像6

プラレール広場のボランティアでは、いつもJR西日本の帽子を被っていて、子どもたちの注目の的になっているらしい。

―プラレール広場のボランティアはどのくらい続けてるの?

3年になるかな。

ニュースとかで、子どもが不幸な目に遭ってる状況を見ると、自分にできることは少ないかもしれないけど、でも、自分にできることがあるなら、ちょっとでも子どもたちの安らぎの場がつくれるなら、やりたいって思ってるよ。

―兄さんってすごい穏やかだよね。

昔いろいろあったからなぁ。

大学では結構明るく振る舞ってたけど、もともと人見知りが激しくて、恥ずかしがり屋でもあったから、コミュニケーション能力が低くて、周りに馴染めないことが多かったねん。学生時代のことはあんまり思い出したくないなぁ。楽しい記憶ってあんまりないかも。

―新卒で働いた会社も、結構きつかったんだよね?

そうやね。1番最初に働いた会社は、正直本命ではなくて。面接落ちまくって萎えた状態で入った会社やった。結構、体育会系の会社で。競争が激しかったし、古い慣習の残ってる会社だった。そこでも、自分の人見知りとか、恥ずかしがり屋な面がすごく出てしまって、付いていけなかったんよな。

―SNSで知った限りでは、そんな会社で心身の調子を崩して、辞めたって感じだったけど、その会社から今の会社へはすぐに移ったの?

半年くらいは休憩して、その後ハローワークで、土日祝休み、軽作業系の仕事、家から近くてーって条件で探して、見つけたかな。

―学生時代あんまり周りに馴染めなかったり、初めて入った会社で心身の調子を崩したり、そういうことがあって、今があるんだね。

うん。今は、長い、暗い、トンネルをやっと抜けたって感じ。

そうそう、最近、登山家って自分っぽいなって思うんだよね。

―登山家って山登る人のことだよね?あだ名じゃなくて。

そうそう。山頂に向かってコツコツと歩いて行って、疲れてゼイゼイになったら、山小屋で休憩して、また元気になったら、山頂をめざしてコツコツと歩いて行って…それってなんか自分の人生っぽいなって思った。

―なるほどね~だから、山小屋みたいに休憩できる、プライベートの充実も、兄さんにとっては大事なんだね。じゃあ、昔の話、今の話が聞けたから、最後にこれからの話を聞いてもいい?なんかこれからこんなことやりたいとかって、あるの?

保育士の資格を取ろうかなって。

やっぱり子どもと関わることって好きだし、資格があったら、今の仕事がどうにかなっても、なんとかなるかなって。

ただ、子どもと関わることを仕事にするか、プライベートだけにしておくか、っていうのは悩みどころなんだけど。

そのほかの心身の状態は、現状維持していけたらいいな。心のちょっとしたスペースを持っておきたいって思う。

―今の兄さんの穏やかな感じ。すごく素敵だと思う!

20代で人生は語れないから、あくまでも自然体に話しただけだけど、そう思ってもらえたなら、よかった!

兄さん

画像2

吉田 遼己さんの「らしさ」
歩いて、疲れたら、休める場を大切に

画像3

インタビュアー
岡田 有加(Okada Yuka)

1994年生まれ。兵庫県出身、大阪府在住。
有名人に加わる人。本名を略してお粥と呼ばれます。「ひとりひとりが、自分らしさを持てて、いきいきとできる社会」をめざして、「らしさ」を探るインタビュー企画を始める。

誰に話を聞きたいとか、誰に読んでもらいたいとか、まだ考えてないけど、とりあえず100人に話を聞いて、100本記事を書こうとしています。

\\ 自分らしさを見つけたい人、話したい人、言葉にしたい人、募集! //

「自分のことを、人に聞いてもらいたい!」
「自分が大切にしていること、なにか知りたい」
「自分らしさを言葉に表現したい」

どんな方でも大歓迎。オンラインで1~2時間ほどお話しましょう。
あなたが大切にしていることを探って、言葉にします。
noteに掲載させていただければうれしいですが、非公開でも大丈夫です。

お気軽にこちらからメッセージお送りください。



いただいたサポートは明日も生きる糧になります。その他には広報PRやブランディングを勉強する書籍代となります。