【日経新春杯予想】

それぞれのレースの傾向はその年々で変化する事も多々あっていわゆるデータという言葉は好まないが年一,二の条件となれば話は別。

京都リニューアル工事で中京開催となる日経新春杯3年目。中京二千二の最終年となるが,非根幹のこの条件の重賞は新春杯と神戸新聞杯の二戦だけ。この条件での好走実績を上に見るのは当然だが,特に冬場のタフな中京での開催となれば走れる馬は限られてくるはず。

雨は上がり,土曜の重馬場からは少し回復するであろう中京芝。ノビどころは最内二頭分と外だろう。

キングオブドラゴンにアフリカンゴールドが作っていくであろう展開も流れはスローを想定。ただ,非根幹のこの条件らしく決め手に特化した馬よりも持久力型・持続力型が多いメンバー構成。動きは早めにあるはずだ。理想は外好位差し。それでいてやはりコース実績のある馬だろう。


◎イクスプロージョン

はコース実績文句なし。条件戦ではあるものの冬場のタフな中京での二千二も経験出来ている点も強み。条件勝ち上がり時にはOPでも足りると期待していた馬で,関越Sで一発で結果を出したのは実力。続く新潟記念は大敗したものの不利な内枠の中でも最悪の最内枠を引いたもので見直し可能。久々の前走は,やや重め残りという走りで決め手のあるタイプにも屈した。オルフェーヴル産駒のこの馬にとっては当時の馬場から今回のタフ馬場に替わる点はプラスに出そうで,上がりのかかるであろう条件も○。どうしてもロスのない進路取りとなりがちな和田Jが外めの枠をプラスに取れればこの相手でもこの条件なら好勝負になって良い。

○ヴェルトライゼンデ

はコース実績距離実績共に文句なし。地力は上位で斤量と内枠がどうかだが,中間意欲的な調整みせておりデキ良好。イメージとしてイーガンJとも合いそうなので先述した内枠と59キロが大幅なマイナスにならない限りは格好はつけてくるとみる。

▲プリマヴィスタ

はコースレコードホルダーで条件ベスト。舞台適性的に言い訳の効かない舞台で,ココで足りなければ他の条件では余程噛み合わない限りは厳しくなってくる。他と比べても斤量は楽で,外へとスムーズにコース取りができれば実績上位馬を相手でも食い込める余地は十分。

☆ヴェローナシチー

は中京の芝がよく読めている川田Jは心強く,前走で条件戦を溢しただけに良いハンデ斤量を得た事は好材料。能力の全てを出しきれれば少なくても他の4歳勢とは力差ナシ。現状の中京芝も合う。


以下,混戦で手広く。

△プラダリアはリフレッシュ効果に期待。速い脚が問われるより上がりがかかる点は好条件で,外枠も現状の馬場を思えばプラス。3歳春時はノビシロもあると思っていた馬なので仕切り直しの一戦でリズムを戻したいところか。

△ハヤヤッコはハードなタイプの鞍上良いのでタイトな吉田隼Jどうかも近走充実。パワー馬場は望むところなので評価も極端には落としにくい。

△ロバートソンキーは重賞でも相手次第で通用するとは思うが前走のオールカマーは最高の競馬ができた事は忘れないでいたい。能力は足りるとは思うが,本来は器用なタイプではなくどう捌いてくるかが課題となる。

△サンレイポケットは一昨年の勢い落ちたが荒れ馬場の左回りはベストに近い(ベストはそれでいて平坦)。勢い付けて急坂を駆け上がれて混戦なれば出番も。

△ダンディズムはエンジンのかかり遅く広い舞台長い直線でこそ。距離延長は歓迎なのでスタートを最低限に決めて運べれば終いは差し込んでくるだろう。

△ヤマニンゼストは神戸新聞杯は見事にハマった形。スタミナ豊富で持久力戦なればプラスも最内枠がマイナス。

△モズナガレボシは近走全く良い所ナシも他が嫌がるぐらいのタフ馬場を走れるようなタイプ。流れに乗って運べれば。

△キングオブドラゴンは行ききる,早めに蒸してという条件で。二千二という条件自体はこの馬にとってベストだ。


◎11イクスプロージョン
○2ヴェルトライゼンデ
▲9プリマヴィスタ
☆8ヴェローナシチー
△12プラダリア
△4ハヤヤッコ
△3ロバートソンキー
△14サンレイポケット
△6ダンディズム
△1ヤマニンゼスト
△5モズナガレボシ
△10キングオブドラゴン



◎ー○▲☆   ワイド馬連
◎ー○▲☆ー印 三連複
※ボーナス三連単は◎2.3着。逆転は○▲で相手を絞りつつ

勝負度 C
◎信頼度  C

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