【アルゼンチン共和国杯 予想】

前残り・先行決着が目立った前日の東京の芝ではあるが,流れと展開次第では差し馬の台頭もある。直線だけの大外一気という策を除けばフラットと言える馬場ではないだろうか。

ここも展開と隊列を読むならレースを引っ張るのは内キングオブドラゴンと外アフリカンゴールドか。枠並び的にも前者がハナで後者が番手となりそうだが逆となるようなら一気にレースはスタミナ質問われるレースとなる。いずれにしてもそれを見つつでテーオーロイヤルがキモチ早めに続いていくか。S〜Mのペース。テーオーが動かしていけば差し馬の台頭もあり得る。ただしかし,テーオーの枠を考えても後方勢にはある程度の立ち回りは必要となるはず。

キレないがバテないというこの条件らしいスタミナ型の馬が揃ったが,それを生かすにはスムーズな進路取りが条件となりそうだ。◎は抜け出て,相手を探す一戦と考えたい。


まず本命は、

◎テーオーロイヤル

の力が一枚上と見る。地力とスタミナが問われた天皇賞春では堂々タイトルホルダーに勝負を仕掛けて跳ね返される形となったがその経験値はココでは断然。前走は内目有利な馬場なゆえ内枠決着となったレースの中で外自ら仕掛けて行っての厳しい形。それでもラストまで止まってはおらず,馬場と展開を考えれば格好は付けたと言える内容で悲観するものではない。相手弱化の分は斤量で見込まれたが先を考えてもそれを言ってはられないメンバー構成。ここも自ら動いて勝ち負けに持ち込む。

○ラストドラフト

は相手関係にも恵まれた前走だったが久々にこの馬らしい走りが見れた。それを距離二千で出来た事は延長ローテのここへと繋がってきそうで臨戦過程も良い。中間の気配も上り調子に映り混戦になればこの相手ならチャンスがあって良いのではないだろうか。

▲ダンディズム

は前走目黒記念で狙った馬だが昇級即のG2だった事を思えば内容は上々。馬群に怯む事のないタイプで鞍上のクセからも今回も少々遅めのスタートから中・内で溜めてという競馬になりそうだが,早めに自分のスペース確保で末を伸ばせればこの相手なら足りても良い。◎がしっかりレースを動かしてくれるようならチャンスも広がる。

☆ブレークアップ

は立ち回り良いスタミナ型。前走は直線でひと溜め効いた分で終い伸びたが,お陰でレースの幅は広がった。好位内目を立ち回って来れれば面白みはありそうで,それを思えば田辺Jとのコンビも魅力だ。


以下,△ユーキャンスマイルは前走は馬場を思えば好枠だった点等々ハマった走りだったので復活とみるには早計な気はするものの久々に良い走りが出来たコトは事実。全盛期の力には及ばないとは見るが距離延長というローテ良く,引き続き左回りと条件は良いので内を上手く捌いて末を伸ばせれば。

△ヒートオンビートはビュッとした脚がなく併せるような混戦に強いタイプと思えないだけに外枠は○。しかし,控えて立ち回りを生かすタイプではなく外枠ゆえに終始外を回らされそうな点で力は上位も割引。力通りの走りを見るには戸崎Jの腕がかかる。

△キラーアビリティは前向きすぎる気性の中でも早い時期から中距離で実績を残しており本質的なスタミナはあるのだろう。ただ今回は未知の距離への挑戦で尚且つ休み明けでスタミナ自慢系の古馬との初対決は楽な条件ではない。CデムーロJ騎乗で人気になるなら"絡んだら仕方ない"のスタンスで相手の一頭という評価とする。

△キングオブドラゴンの粘り込みがあるとすれば枠を味方にハナを取りきるか,4角先頭。その競馬ができてどこまで粘れるか。

△ハーツイストワールは武豊Jとは手は合って距離への不安がないのも強み。外枠で評価は下げるがその中でもロスのない立ち回りができれば面白みも。

△カントルは久々の前走は着差以上の内容ではあり相手次第ではこのクラスでも通用して良い力はある。距離さえこなせればか。


◎5テーオーロイヤル
○11ラストドラフト
▲10ダンディズム
☆7ブレークアップ
△3ユーキャンスマイル
△16ヒートオンビート
△6キラーアビリティ
△1キングオブドラゴン
△17ハーツイストワール
△8カントル


◎ー○▲  ワイド
◎ー○▲☆ー印 三連複
※◎頭の三連単がボーナス。○▲の2.3着⇄相手を絞りつつ


勝負度 C
◎信頼度  B



斤量分でやや割引きますがA(◉)としようか考えたB評価です。

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