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赤い電車で、広島の奥地へ。

はじめての「鉄道連絡船」にワクワクし、宮島へ。しかし、いろいろ疲れてしまい、すぐに宮島口に戻ってきた。「広島のうまいもん」でパワーをつけたら、再び赤い電車で広島方面へ戻る。

宮島口から山陽線で東へ戻る。
外国人で賑わう。
横川駅
「オタフクソース」の看板がよく目立つ。

降り立ったのは「横川よこがわ駅」。広島駅の2つ手前にある。ここからは、「可部線」に乗って北上する。

可部線「あき亀山行き」の「227系」

やってきたのは、本日4度目の「227系」。広島県内のJR在来線はディーゼルカーしか走れない「芸備線」以外この電車が独占。

広島県内でもこういう電車がよくいた。

かつては「黄色い電車」が大方を占めていた広島県内。「国鉄王国」とも言える旧型電車の宝庫だった。しかし、「227系」がデビューしたことで完全淘汰。広島からは姿を消し、「若返り」が進んだ。

住宅密集地を縫うように
広島行きと行き違い。

可部線の沿線は住宅地が多い。路地裏のような単線をゴトゴト走る。利用者も多く、2両でも満席で立ち客も目立つ。おまけにここでは車掌が乗務している。

北半分の区間は山並みも見えてくる。

北半分は山並みが見えてくる。美しい自然ではあるが、牙を剥いたあの災害を覚えているだろうか。

2014年に広島を襲った豪雨災害。「広島市安佐北区」を中心に土砂崩れ、住宅全壊など甚大な被害をもたらし、尊い命も奪われた。区内を走る可部線も土砂崩れや冠水などの被害が出た。

可部駅
行き止まりホームは使用されなくなった。

可部かべ駅までやってきた。元はここと広島市街を結ぶ私鉄が発祥だった。2000年台の一時期も終点だった時期もあった。これが「全国初」と言われる珍しい変化を起こす。

2016年に可部〜あき亀山間が延伸開業。ただの新路線と思いきや、実は珍しいケース。

一度廃止された路線が復活した区間

2003年に廃止された「可部〜三段峡間」のうち、「可部〜河戸間」に相当する部分に再び列車が走ることになった。

少し褪せてる雰囲気は廃線を活用したのか?(知らんけど)
復活した区間も路地裏

復活した区間は、廃線前から住宅開発が盛んだった。地元からの請願や国の補助が出たこと、広島市とJRなどとの協議会の合意で工事が決定。廃止から13年経って、念願が叶った。

復活で新たな駅が2つ新設された。

河戸帆待川こうどほまちがわ駅。復活区間の途中にある。駅名は廃駅の名前「河戸」と駅の下を流れる「帆待川」から取られた。

「字面が「あき竹城」に似てるやん」
って思った7年前笑

その次が、終点「あき亀山駅」。「河戸駅」の2つ隣にあった「安芸亀山駅」を襲名している。なお「あき亀山駅」と「安芸亀山駅」は約4キロ弱離れた場所。区別するため、旧国名が漢字からひらがなに変えられている。

関西風に言えば「まっさらピン」な駅舎と線路

ホーム1面に線路2つ、深夜などに電車を留め置く線路が2つ整備された。

無人でIC改札機があるのみ。
駅舎の前には「カメ」のオブジェ
バスロータリーと市民病院

駅前には病院やバスロータリーが整備。病院は駅開業を機にここに移転した。「交通弱者」にとっては立地が良すぎる。

たぶん「可部線」跡地

明らかになんかあったであろう細長い空き地。ここから先は線路すら撤去された。

ただし、一部の駅ではディーゼルカーごと保存されている駅もある。ドライブ好きで鉄道好きには垂涎だ。

なんとなく新快速
近畿車輛製
メイドイン大阪
前後の車両には車イススペース
整理券箱を置くためなのか補助イスがない。

折り返しの時間で人がいないのをいいことに車内を観察。

2+2列座席

座席は関西圏で見慣れた2+2列の座席。補助イスもついている。生地の柄は関西のと同じデザインの色違い。赤を愛し過ぎている電車。

端っこは4人がけロングシート

連結部付近の座席はロングシートや車椅子スペース。混雑状況で「ボックス」は不利と判断されたのだろう。
たしかにどの路線もむっちゃ多い😓

「あき亀山」からの折り返しは音楽もお供。街中と自然、音楽も楽しい。

大町駅で交差する「アストラムライン」
広島を走る「ゆりかもめorニュートラムorポートライナー」
太田川を渡る
広島駅に戻った。
駅ビル改良中

広島駅へ戻ってきた。時間あるし「呉」行ってみますかな?

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