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介助って難しい

こないだの追いコンの帰り道での話。人助けしたは良いものの少し反省し、駅員さんに対するリスペクトの思いを感じたことを綴る。

駅にて

後輩2人とともに乗り換えの電車を待っていたら、白杖をついた目の不自由な男性が近くにいた女性の方に自販機の場所を尋ねてきた。とっさにフォローして、そこから案内することになった。柱やホーム端に注意しつつ、無事自販機にたどり着いた。男性から飲み物の種類を聞かれたのち、オロナミンCをセレクトし、僕がボタンを押した。それから、話を聞くと乗り過ごしてしまっていたようだったので、ここから、反対方向のホームにさらに案内することになった。柱、ホーム端、通行人、さらには階段を予告してあげるなど、様々なことに注意し案内。途中で予告を忘れた故に、男性を柱にぶつけるというトラブルも。とりあえず、逆向きの電車に発車間際で乗車させることができたし、目立った怪我も無かったので、結果オーライなのかなぁとは思った。

反省

咄嗟に駅員さん、他の人に頼らずサポートしたはいいものの、ノウハウが無く、こういうのを実体験したのも初めてだった。テレビなり、過去に学校で教わったことなりを思い出しながら、的確に、安全に務めを果たそうとした。しかし、柱があることを予告できなかったのは、痛恨のミスだったし、危険予測が甘かった。加えて、腕を掴んで寄り添っていたのに、途中で場所を変えた際に腕から離れてしまってそのまま進行し、何も言わなかったのも反省だ。

駅員さん凄い

駅員さんの中では「サービス介助士」の資格を取ってる人が多いと聞く。そんな駅員さんが障がいのある人々のサポートは非常に上手くて、慣れている。僕が駅員のバイトをしていたときも慣れた手つき、語りでお客様と接していたのは鮮明に覚えている。それを思い出すと駅員さんがすごく思えて、頭が上がらない思いだ。

今回に限らず、耳の不自由な人、様々なハンディキャップを持った人に出くわすことは今後もあるかも知れない。資格を取るのも良いが、まずは街中や駅で介助している人を観察したり、率先して介助に積極的に行動して、場数を増やしたほうがいいと思う。(いろいろ考えがちの僕が言うのは恐れ多いが…)
プロには敵わんが、自分でもできることはやって、完璧さは求めない方がいいかもしれない。その方が結果的にいろんなことに目を配れて、いい風にいくかもしれないから。それでも、“先導役”としての務めはしっかりと。

ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。