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やっぱり乗りたい北陸新幹線

富山から金沢方面へ。在来線にしようか、新幹線にしようか…と少し悩んだ。ちょうどお昼でもあったので今回は思い切って新幹線で課金。

今回は「eきっぷ(IC用)」で乗る。クレジットカード「J-WESTカード」会員価格で自由席と同じ値段で座席指定できる。「IC用」は東海道新幹線系チケットレス「スマートEX」、JR東日本系「新幹線eチケット」と同じ仕組み。事前に決済し、登録した交通系IC1枚で乗れる。

富山駅

富山駅名物(?)詐欺防止啓発する高原兄さん。
顔とポーズのインパクトがすごい。
「敦賀or福井」と思われる部分にいい感じにテープが貼られている。

ホームには既に「つるぎ」が待機。車両はJR東日本の「E7系」だ。JR西日本所属「W7系」という双子もいるが、番号のアルファベットとロゴマークの会社の英語表記、車内メロディが違う以外は何もかも一緒だ。

巨大荷物置き

2席分の荷物置き。
東海道の2倍はありそう。

一番後ろの座席を指定。真後ろには特大の荷物置きが備わる。上越、東北方面ではスキーやスノボを持った客が多く、東日本の新幹線では以前からあったみたい。東海道ではまず見られないし、特大荷物スペースもつい最近のことだ。

普通車に枕

普通車の座席には位置調整可能な枕。これも東海道には無い設備。東と西では車両の形状から内装まで違う部分が多数。軽いカルチャーショックのようなことが起きる。

堺正幸さん

日本語自動放送の声もウィスパーなお姉様…ではなく、ハキハキした男声の堺正幸さんだ。元フジテレビアナウンサーで有馬記念などの競馬中継やお昼11時半のニュースキャスターを歴任した。

その傍ら、大の鉄道好きが高じて、国鉄時代の東北新幹線で自動放送を担当。JR発足後は東京から東へ向かう新幹線とJR東日本のほとんどの特急、一部の観光列車の自動放送も吹き込んでいて、局アナ時代から30年以上途切れることなく続いている。

堺さんの声ははっきりしていて、雑音に紛れにくい。競馬実況における絶叫や早口の技やニュースで培った落ち着いた喋りのミックスが感じられる。乗り物の車内自動放送は女声が響きやすくて有利だとされ、男声は採用例が少ない。それでも、堺さんなら聴いてて心地良いし、はっきり聴こえる。技量に加えて、鉄道大好きという内面も個人的には惹かれる。好きと技量組み合わせて仕事にしている堺さんは実は憧れだったりする。

堺さんのアナウンスには東日本では絶対聴けないこんな文言がある。

列車の到着時刻や運行情報は「JRおでかけネット」またはJR西日本アプリ「WESTER」からご確認いただけます。

山陽新幹線や特急でも聴けるが、個人的に使い慣れたサービスの名前を東日本でお馴染みの声がアナウンスするのは違和感とともに、けっこう好き。ちょっと涙腺緩みそう🥹

車窓

金沢行きの表示は今後も見られるが、「つるぎ/金沢」の組み合わせは最終列車のみになる。
天使のはしごやぁ〜
これが「雨晴」ってやつ?

朝の雨はどこへやら。乗っているとけっこう晴れてきた。富山には雨晴という海岸があるが、まさにその感じになってきた。

昼ごはん

手前3切れが「ぶり」、奥3切れが「ます」

富山駅でご飯も調達。「ますとぶりのすし」という2種類セット。ますももちろん新鮮でおいしいが、昆布とにんじんで〆られたぶりもいいうまさ。

もう一品、セブンイレブンで白和えも購入。「富山県産」「加賀屋監修」というワードが地元を感じる。

金沢駅

駅名標の「こまつ」の部分にシール

金沢に到着。折り返して富山に戻る今だが、数週間後は敦賀行きとなる。

いつか乗りたいグランクラス

グランクラス
ゴールドダイヤモンドのロゴが目印。

ホーム端っこに行くと東日本の新幹線にある最上級座席「グランクラス」。

「新幹線版ファーストクラス」と言える座席が1両当たり「3列18席(E7系/W7系)」。車内限定の食事も楽しめる。最低でも9000円はする高嶺の花だが、延伸した暁には一度でええから乗ってみたい。


東日本へ遠出する機会が少ない僕にとって、東日本の新幹線はカルチャーショックだらけ。むしろこれらは前向きが多いし、敦賀まで伸びたらたくさん乗りたいところだ。

おまけと4チャンネル!?

シールを剥がせば、北陸線の名は消える。
ミニサンダーバード
これマジのやつやん笑
新快速と一緒や。
噴水時計。
ちゃーって噴き出すタイプか。
こんな晴れてる鼓門と冬の松は珍しい。

余談だが、駅前に出てみるとインタビューをしているテレビのクルーを見つけた。しかも、よく見たら「MBS」と書かれていた。心の中で「4チャンネル!?」と叫んだ関西人の僕はびっくり!

平日夕方の番組「よんチャンTV」のロケで、「北陸応援割」のスタートや北陸新幹線開通にちなんだリポート企画だった。こんなところで見慣れた文字を見ると気になって仕方がない。あまり、こういうのって見かけないもんやし。

ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。