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モバイルバッテリーの処分と恐怖
スマホ、ガラケー、電動アシスト自転車、EVなど充電機器の多くに入ってる「リチウムイオン電池」。便利な一方で厄介なのが処分方法。少し雑に扱うだけで悲劇を巻き起こす。
「リチウムイオン電池」は強い衝撃に弱い。ちょっと落としただけで発火、炎上してしまう事故は多い。そういうボヤ騒ぎは至る所で見かけるし、鉄道だと安全確認で運転を見合わせたなんてよく聞く。
自治体のホームページでも、処理する過程で「火災が毎日起こっている」と注意喚起。火災の写真も生々しい。直接処分することは厳禁とされている。
それならどうすればいいか。推奨されている1つが
家電量販店へ持ち込む
そういう類に精通しているところだから、けっこう当然のように持ち込めるのかもしれない。
断られるかもしれない要素
ただ、条件次第では受け付けられないこともある。僕のモバイルバッテリーはそれに引っかかるかもしれない不安があった。
PSEマークがない。
2019年2月以降に販売されるモバイルバッテリーにはほぼ確実にこのマークが付いている。基準に適合した安心の証のようなやつ。
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しかし、僕が買ったのはそれ以前。PSEマークが義務化前に購入した。怪しまれて引き取りを拒否される恐れがある。ただ、リサイクルマークはちゃんと付いている。
JBRC非会員
モバイルバッテリーを始め、小型充電池のメーカーや輸入業者で構成される「JBRC」と呼ばれる正規の団体がある。ここに協力している店舗では黄色い回収箱を置いている。
ビックカメラ
ヤマダ電機
ジョーシン
などの家電量販店のほか
DCM
平和堂
などスーパー、ホームセンターも加盟している。
以前「ビックカメラ」に置いてあった黄色い回収箱に入れて処分したこともあって、何も言わずにできた。しかし、ゴミ箱と勘違いされたのか撤去。店員に直接渡す方法に変わっていた。少しばかり手間が増えてしまった。
ここに行ってもよかったが、「どこ?それ?」というメーカーでどうも非会員。拒否られるリスクが高くて敬遠してしまった。
カバー破損
処分する要因となったのが「カバーが外れかかっていたこと」。ただこれも店によっては拒否されるリスクがあるそう。
カバーが外れたり、電池が膨張していたりするとそれだけで火災のリスクがドンと上がる。なるべく回収したくないのかもしれない。
とりあえず、ヨドバシへ
そんな不安もありつつ、今回は「ヨドバシカメラ」に行くことにした。家電量販店ではあるが、やってるような看板はないし、「JBRC」にも加盟していない。確証無いが、一か八か聞いてみるしかない。ちなみに、念には念を入れて充電口にテープを貼って絶縁させる対策もしてある。
ちょっと買うついでに聞いてみた。
モバイルバッテリー引き取ってもらえませんか?
店員からこう返ってきた。
あ、良いですよ。
思ったよりもすんなり引き取ってもらえた。拒否されるリスクありありやったのに。とはいえ、回収してもらえただけ少しホッとした。
断捨離する上で、たぶん最難関であろう「リチウムイオン電池」の処分。ひとたび間違えると大迷惑になってしまうし、環境に悪い。
安いのも良いが、後々考えると「ELECOM」や「Panasonic」などの一流ブランドがいいかもしれない。少々高くても、状態が良かったら処分に困らないのかも。
ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。