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荒っぽくて速い名鉄ダイヤ回復を見た!

岐阜羽島へ向かったところ別路線で踏切で列車と自転車が接触したことで名古屋へ戻れなくなってしまう。

運転再開!

江吉良から笠松へ。

廃線跡を訪ねて暇つぶしした後、一か八か笠松駅へ戻ってみる。戻ってる途中に運行情報を見てみると歓喜なことが。

運行再開やーー!!名古屋戻れる!

16時半から運行が再開、第1報での「17時再開見込み」から30分巻いてる。ここまで早いのはすごいし、意外だが、現場の負担が凄そう。

さらにこの直前の情報では「まもなく再開予定」とあった。ここまで情報提供してくれるのはJRや関西私鉄ではあまり見かけない。唐突に再開してることもザラじゃないだけにありがたいし、予定が立てやすい。

笠松駅

笠松駅まで戻ってきた。名古屋方面の特急が先発と聞いて急いでのりばへ向かう。ダイヤ乱れで変わった光景や普段見られないだろう光景が見られた。

回送列車

回送列車が通過

列車を待ってると岐阜方面へ回送列車が通過してる。たぶん一宮かどこかで強制打ち切りして、岐阜まで回送しているのだろう。聞いた話だが、名鉄では最寄りの次の駅で急に運転を打ち切って回送へ変化、本来終点へ大急ぎ向かうことが多いそう。関西では見られないダイヤ回復の荒技を垣間見える。

順序変更

僕が乗る列車は4分遅延していたが、追い抜く駅を変更したことで普通列車と発車順が入れ替わった。指定席も購入できたので、名古屋へ向かう準備は万全。しかし、やってきた列車を見ると少し混乱した。

特急はいつも通り(?)

あれ?パノラマスーパーちゃうやん!?

やってきたのは2200系。名鉄では別になんの変わりもない特急車両だが、ダイヤ乱れで少しおかしなことが起きた。

あれ?展望席は?

来るはずだった「展望席付き」の特急「パノラマスーパー」

本来の予定では「展望席つき」と書かれていて、「パノラマスーパー」こと1200系が担当する。しかし、運転見合わせで車両のやりくりが変わり急遽展望席がない「2200系」が代走として緊急登板することになった。
ブレーキ装置の違いからやりくりは分離されているもんだと思っていたが、「6両」「8両」ってだけでこんなチェンジも起こり得る。ラッシュ時の「8両」のとき、相方の2両をどう持ってくるのだろうか。2200系、1200系とも特定の車両でないと連結できないし。

席なかったらどうすんの?

さらに座席表を確認するとびっくり。2200系を使用した場合、1両当たり後ろ2列が削られてしまうこともわかった。幸い前から5番目を予約していたことで助かったが、もし、その後列を予約して、車種変更となったらどこに座ればいいかわからないし、揉めごとが起きかねない。

巡回してる車掌に聞けばええし、空いてたらなんとかなるかもとは思うが、満席やったらめんどくさいよなぁ。
この辺もまた、荒っぽいことするもんやわぁ。

しかし、名古屋へ戻れる目処がついただけありがたい。先の普通列車はかなり先にいて、ハイスピードで駆け抜けていく。聴いてる音楽もバッチリでストレスがない。

国府宮で普通列車を追い抜く
回送中のミュースカイ
時間帯や8両からしてラッシュ前のいつもの回送
岐阜駅への乗り入れはわずかなのでそこまで影響がない。
須ヶ口で津島からの普通列車を追い抜く。
犬山線が合流する「枇杷島デルタ」

犬山線が合流していく地点でも信号に引っかからない。遠くに目をやると近くまで犬山からの列車が迫っていたが、こちらが優先された。

名鉄名古屋

遅れが広がることなく名鉄名古屋駅へ戻ってきた。約20分弱、3分遅れでここまで来れた。信号で引っかかることがないし、通常より速く来れた感もある。

ダイヤ乱れのせいか、ラッシュのせいか、元からこんなんかわからん人だかり。

ハプニングに遭遇したものの、関西ではまず見られない名鉄流、いや「オレ流」ダイヤ回復を見ることができた。JRは元より関西私鉄でもこんな短時間であれだけ回復させられるのはあまり見ない。食や言葉など文化の違いっていろいろあるが、鉄道もその1つだと思ってしまう旅だった。

安心したところで近鉄特急で帰路に着くことにしよう。

ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。