鬼レンチャンで見る真面目と不真面目。
こないだ『千鳥の鬼レンチャン』をフルで見てみた。その中で「真面目過ぎる」のと「プライドを捨てて自己流で挑む」2人が気になっていろいろ考えることがあった。
木山裕策さん
『home』で一躍ヒットした木山さんだが、この番組でだけ「細魚」という名義で出演。これは、過去に木山さんに扮した「Mr.シャチホコ」にレンチャン数で負けてしまったことで「細シャ(細いMr.シャチホコ)」と改名、さらにレンチャン成功時に魚のように飛ぶクセをいじられて「細魚」になったりしている。
番組ではことごとくいじられまくっているが、本人は真面目過ぎて「名前を取り戻す!」と「千と千尋」のような意気込みを語って挑んでいた。そんな風になったらとドキドキしていたが、結果は「8レンチャン」止まり。目標で「シャチホコ」がクリアした「9レンチャン」一歩手前で外してしまった。
見ていると、顔が必死で力が入って体力消耗しているし、ミスったところを超えた途端気が抜けたのか外すという惜しさ。命燃やすほどのことをしてもあんまりうまく行くことは少ないのだろうか。
ササキオサムさん
ロック歌手として大ブレイクした「ササキオサム」さん。初めてお目に掛かったが、「ヘッドボイス」を駆使した荒技やどこか吹っ切れていて、プライドを捨てている。千鳥やかまいたちから総ツッコミを食らうぐらいに物議を醸すが「10レンチャン」を達成し、一応、結果を残している。
曲の合間のスタッフとの雑談で、過去に教師を目指して、実習に行ったが「向いてない」と言われて挫折したことがあったというササキさん。このエピソードを聞くと、
そりゃ、何言われても、結果残すわな。
ネガティブな言葉で落ちるとこまで落ちて、それで吹っ切れたことで、「ヘッドボイス」でツッコまれても結果良ければそれで良いわけだ。
真面目か、不真面目か
元々木山さんに近い思考な僕だが、ササキさんの吹っ切れたように歌いながらも音程を外さず、チャレンジを完遂させた姿を見るとこっちに憧れを抱く。
現に仕事においても、生真面目で厳しい人より、ちょっと不真面目で明るくて仕事ができる人が自分が吸収したいところ。
もちろん真面目っていうのもかっこいいし、それで褒められてきた僕。でも、真面目だから妥協できなくて縛られていてどこか苦しい感じも否めない。
素直に楽しめたのは楽しめたし、結局木山さんも歌うのが好きっていうのは良いもんだ。こういう特技が僕にもあればなぁ。
ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。