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「紅葉狩り」の狩り

「紅葉狩り」何を狩るの?

ブトウ狩り、いちご狩りの仲間で、子どもの頃は食べるのかと思った事がありました。


『紅葉狩り』
なぜ『狩り』なのか?


恥ずかしながら、この年まで知らず。
調べました。

平安時代の貴族は平安京から簡単に出る事が出来なかった。
祭りや鷹狩りに出かける時には、牛車や馬に乗るのがステータス。
でも、紅葉を見るにはそれらから降りて山道を歩かなくてはならない。
歩く姿を見られた時に、『狩り』をしていると言っておくほうが貴族にとっては都合が良い。


そこから『紅葉狩り』という言葉になり、今でも使われているそうです。


へぇー!知らない事だらけ。



成田山公園の紅葉


「綺麗だよ」と友人に聞いていたので、先日、行ってみました。




『百聞は一見にしかず』


成田山新勝寺の公園。
散策路があり歩きやすい。

まだ、全てが真っ赤ではなくて、緑色も黄色も茶色もあったり。
そのグラデーションやコントラストがとても綺麗で。

観光客も沢山いたのですが、山の静けさや、時折サワサワサワーという葉の音や、小さな滝の近くでは水の音が聞こえたり。

かなりのリラクゼーション効果がありました。


緑と黄色と赤。池に映るのも風情ありますね。


昭和二年の橋。



夜は灯篭に火が灯るのかしら?



大人になって良さがわかったもの
『紅葉狩り』


実は、純粋に『紅葉狩り』をしたのは初めて。
今までは、「旅行のついで」「通りすがり」「ただの景色」だったのでした。

散策路を、ゆったり歩く。

なんて贅沢。



昔の人は、この景色を和歌や短歌で残している。

2022年秋は、老若男女お気に入りの景色をスマホに残している。


平安時代から2022年秋まで毎年変わらず『紅葉狩り』といい、愛でているなんて。紙からデジタルになっても。


歴史に想いを馳せてみると、なんだか、壮大。
かつ、大衆が楽しめる。
 

来週あたり、成田山公園も見頃を迎えそうです。
良かったら、是非!


それではまた。