伊藤羊一 Voicyパーソナリティ

Zアカデミア学長(Zホールディングス)/武蔵野大学アントプレナーシップ学部長(武蔵野EMC,2021年4月開設)/株式会社ウェイウェイ代表。著書53万部超の「1分で話せ」(2もあり)「0秒で動け」「1行書くだけ日記」「ブレイクセルフ」「FREE FLAT FUN」など。

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Zアカデミア学長(Zホールディングス)/武蔵野大学アントプレナーシップ学部長(武蔵野EMC,2021年4月開設)/株式会社ウェイウェイ代表。著書53万部超の「1分で話せ」(2もあり)「0秒で動け」「1行書くだけ日記」「ブレイクセルフ」「FREE FLAT FUN」など。

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      日経COMEMOは、様々な分野から厳選した新しい時代のリーダーたちが、社会に思うこと、専門領域の知見などを投稿するサービスです。 【noteで投稿されている方へ】 #COMEMOがついた投稿を日々COMEMOスタッフが巡回し、COMEMOマガジンや日経電子版でご紹介させていただきます。「書けば、つながる」をスローガンに、より多くのビジネスパーソンが発信し、つながり、ビジネスシーンを活性化する世界を創っていきたいと思います。 https://bit.ly/2EbuxaF

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    岸田首相のウクライナ訪問に思う

     いろんな意見があっていいし、本件に正解はない。ということは、僕もスタンスを明確にしておいた方がいいかなと思って意見を述べる。  まず、普段は岸田首相の首相としてのリーダーシップはあまり評価していない。様々なイシューに対し、国民をリードしていい方向に導いていこう、というスタンスが見えない。まあ、裏側でどんな想いを持ちどんな政権運営をしているか、実際にはよくわからないので、なんとなく表に出てくるところで感じていることにすぎないのだが。  しかし今回のウクライナへの「電撃」訪

      • SXSWの雰囲気に感じたこと

         先日、Austinで行われたSXSW(South by SouthWest)に武蔵野大学アントレプレナーシップ学部(武蔵野EMC)の学生を連れて行ってきた。  僕らの視察のメインはBostonで、アントレプレナーシップ教育全米No1であるBABSON COLLEGEに訪問し授業を見学したり、CIC Cambridge にお邪魔し、ベンチャーカフェというイベントに出席したり(ちなみに僕はCIC Tokyoに入居しており、ベンチャーカフェにも時々登壇していて、その違いが楽しめ

        • 異次元少子化対策、ガチよろしくお願いします。

           最近、少子化についての記事がめっちゃ出るんだけど、なんで突然こんなブームみたいになるのだ!?と思っています。  出生数80万人を割った!と騒がれているけど、このペース、記事をみると、確かにここ1-2年のペースは激しく萎んでいるが、まあこうなる運命にあった、ということは明白でした。   僕は、大抵の講演で、この日本の人口日ピラミッドを出します。これは数年前の数値ですが。  "Populationpyramid.net"というサイトから引用しています。ここでは世界各国の人口

          • メタバースはすでに終わったのか?

             メタバースから生成AIへシフト?そういうことなんすかね。  FacebookのMetaへの社名変更にはじまるメタバース狂想曲みたいなところは、Facebook(Meta)が先走った感は確かにあるも、別にメタバースが生成AIにシフトしたわけではないように思う。この記事には最後、  とあるが、そういう話だとは僕は全く思わない。  まあこちらの読者であれば皆さんご存じだと思うが、ガートナーという会社が出しているハイプ・サイクルを見れば、そもそもなるべくしてなっている、という

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            ロシアのウクライナ侵攻開始から一年、改めて

             今日2023年2月24日は、ロシアがウクライナへ侵攻開始してからちょうど1年が経過したタイミングだ。  あの日、自分は出張先でこのニュースを知った。ロシアがウクライナとの国境近辺に兵力を集中させている、ということがその前から言われていたが、まさか本当に侵攻するとは思っていなかった。多くの専門家たちもまた、そこは想定していなかったことと思う。  そして、侵攻当初は、ロシアはきっと勝算をもって侵攻開始したのだろう、キーウもすぐ陥落するかもしれない。ゼレンスキー政権も倒される

            まだ副業兼業を解禁していない会社さんへ

             副業兼業については、そこかしこで「とにかくガンガン進めよう」という話をしている。note(comemo)でもつい数ヶ月前も書いた。  別にしたくない人はしなければいいし、僕は全て僕が行うひとつの仕事、つまり「本業」で、そもそも兼業している感覚もない。そういうケースもあるだろう。まあ事情は人それぞれだ。その前提で。  先日、三井物産さんの副業解禁のニュースを見た。  まあ、今時「副業解禁」が記事になること自体がおかしいだろ!ということはさておき、素晴らしい流れなので採り

            目的を明確にし、もっともっと変わろうぜ。日本が本当に終わってしまわないために。

             この働き方まとめ読みを読んでいると、日本も少しづつ変わろうとしているのがわかります。いい感じす。ガンガン進めていってほしいです。  ひとつめのDEIの記事について感じること。  まあ、ゲイだろうがレズビアンだろうがいいじゃないかと思います。ことさらニュースにすることありますかね。年老いていたっていいじゃないですか。女性のマネージャーだってどんどん増えればいいと思います。日本人だろうがそうでなかろうがいいじゃないかと。真のダイバーシティを目指しましょう。  ここが変わら

            世界の未来のために、決意を新たにしよう

            激動の2022年が終わる。 「いつだって時代は激動だ。」と人は言う。しかし2022年はやばかった。  VUCA時代、、、「Volatility(変動性)」「Uncertainty(不確実性)」「Complexity(複雑性)」「Ambiguity(多義性)」の頭文字を連結した言葉としての”VUCA”を初めて聞いた数年前は、まあしかし、いつだって時代はVUCAだよなと正直思った。  しかし、新型コロナウィルスのパンデミックが世界を覆った2020年以降、世の中のVUCA度合

            死と生について思う

             2022年は、「著名人」と呼ばれる人がたくさん、亡くなった。毎年そうなのかもしれないが、2022年は多くの「著名人」が亡くなったな、という印象がある。  日経新聞で2022年に亡くなった著名人の特集がされていた。  これだけ多くの方が亡くなった。そしてここに掲載されていない「芸能人」の方で、2022年に亡くなった方も多く知っている。ただそれは著名人に限らない。僕の知らない方でも知っている方でも、多くの方が亡くなった。  僕の親父は、今年6月17日に91歳で亡くなった。

            オワコン日本をもうダメなのか

             28日、政府は閣議で総合経済対策を決めた。  ここにポジティブな反応をしている記事は見ていない。全てのメディアを見ているわけではないが、少なくとも僕は見ていない。  かといって、強烈な批判も見ていない。メディアも国民も諦めているように感じる。だから岸田首相の支持率も低迷してはいるが、まだ総理であり続けるように思う。  岸田さんのことは人間として別に嫌いではないが、首相としてのありようは本当に絶望しかない。正直、「新しい資本主義」というピントがずれた計画経済に持っていこ

            配属ガチャとか親ガチャとかガチャガチャ流行ってますね

             入社して最初の配属がどこになるかわからない、ということで最近は配属ガチャ、と言われているようですが、  うーん、それある意味当たり前というか。  いや、自分の思い通りにいかなくても我慢しろ!と言いたいわけではなくて。  新卒で入ってきて、ニーズは聞くにせよ、その新入社員のことを人事としても理解しきれているわけではないから、全員のニーズに応えきれないですよね。  だいたい、新卒で入る方も、どこまで仕事について理解しているんですかね。例えば営業って、嫌がる人多いじゃないで

            「動かしてなんぼ」と改めて。

             スティーブ・ジョブスは最初、iTunesやiPhoneに対し懐疑的だった、という話を読んでびっくりした。  2007年iPhoneリリースを行うMacWorld 2007のジョブスのプレゼンテーションは大好きで、自分の英語やプレゼンテーションの練習素材として、何百回も聞いて前半はほぼ覚えているくらいなのだが、  このジョブスのプレゼンは、正直、彼のiPhoneに対する期待や自信がみなぎっていて、世界中の様々なプレゼンよりパワフルに感じるわけだが、そのプレゼンを行った対象

            そろそろ立ちあがろう、俺たちジャパン

             僕は武蔵野大学アントレプレナーシップ学部(武蔵野EMC)の学部長として、2021年4月に立ち上げた同学部を、世界で一番イケているアントレプレナーシップ育成の場所とすべく尽力している。  先日、2名の教員と一緒に一期生のうち29名を引き連れて、米シリコンバレーに行き、現地のスタートアップ、日本のインキュベーター、日本企業の駐在員たちと様々なセッションを行ってきた。  最終日は全員、英語でビジネスプランやライフプランのピッチを、いらしていただいた20名くらいのゲストの前で行

            副業/兼業、とにかくガンガン推進していこうぜ

             僕はこの日経comemo でも、Voicyでも、その他の場所でも、とにかく副業、兼業をガンガンしていこうぜ、なんでダメとか言っている会社がまだあるの?という話をし続けている。  副業、兼業に関する記事が出たらとにかく食いつくことにしている。そして同じことを何度でも言う。  この記事によれば、 だそうだ。5社に1社以下。    これはいったい、なんなんだろうか?  副業とか兼業というのは、当たり前だが、業務時間外でやることである。業務時間内でやるのはいかん、というのは

            シニアもイキイキと働ける社会へ

             僕が就職したのは1990年(平成2年)。それから32年が経過している。  "Japan as No.1"(1979, ヴォーゲル著)という書籍がヒットし、その後到来したバブル経済期においては、日本企業が米国の不動産や映画会社などを買収するなど「世界を買い叩く」勢いで日本経済は力強く世界の中で存在感を示していた。  僕が新卒で入った日本興業銀行は、Moody's, S&Pという世界の二大格付機関からAAAを獲得し、合計6A(AAAとAAA)と言われていた。そして6Aを得て

            そろそろ変わってチャンス掴もうぜ、日本企業。

             しばらく前のこの記事を見ながら、ずっと脱力していた。  日本企業に迫る危機、とタイトルにある。この記事の解説(THINK!)にロッシェル・カップさんが書かれている通り、「日本企業社員のモチベーションが低い」ことについては、もう、数年前からずっと言われていることだ。しかし記事中のグラフを見ると、10年前よりさらに下がっていることがわかる。  日本企業は、底なし沼に陥っている。もう、浮上のきっかけがないのかもしれない、と暗い気持ちになっていた。  ただ、このグラフを見てい