最近のアニメについて(チラ裏覚書)
初めまして。基本的に多趣味なので雑多にいろいろ書いていきます。
初めての投稿はアニメについて。基本的に専門家ではないので間違ってるようなところはお手柔らかにご指摘いただけると。
地デジ化以前の『深夜アニメ』とオリジナル展開
地デジ化の前、アナログ放送の時代は『深夜アニメ』はかなりマニアックな部類であったように思えます。見る手段が住んでるエリア依存。古のオタクはラジオでアナログ放送の電波拾うため県境を超えていたなんて思い出話も聞くほど。自身も褒められたものではないですが当時youtubeで違法視聴してしまってた思い出があります。その後現在に至るまで、懺悔の如く正規品の購入をし続けています...
そうした当時のアニメに多いのは『アニメオリジナル展開』ではないかなぁと。『HELLSING』『鋼の錬金術師』『魔人探偵脳噛ネウロ』『すもももももも 地上最強のヨメ』『流されて藍蘭島』などなど、ちょっと古いものも多いですがアニメオリジナル展開が多いなぁと言う印象。なんとなく、「原作ありきの二期を狙うよりもワンシーズンアニメとしての完成度(最終話につなげてそこで完結する)を求めていた」、そんなふうに思います。『HELLSING』『鋼の錬金術師』はその後、かなり原作に沿った流れの『HELLSING OVA』『鋼の錬金術師 FULL METAL ALCHEMIST』として復刻(?)してますが...
『深夜アニメ』の一般化
そうした中で地デジ化後、特に2013年以降、インターネットの発達も手伝い、深夜アニメがある意味市民権を獲得したのではないかと思います。2013年、それは『進撃の巨人』のアニメ化の年です。それまで周りで人気のアニメ作品といえば、昼間、と言うか深夜帯の前までの放送が主でした。『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』(日曜 17:00 - 17:30),『家庭教師ヒットマン リボーン』(土曜10時30分 - 11時00分)『ONE PIECE』(日曜 9:30 - 10:00),『銀魂』(火曜 19:00 - 19:30や木曜 18:00 - 18:30),『NARUTO 疾風伝』(木曜 19:00 - 19:30)などなど。もちろん年齢層が上がると共に試聴するアニメの種類が変わってきたことも理由の一つではないかと思いますが、同時期に海外に行った際も現地で流行っていたので、日本だけではなく世界でも視聴しやすくなったことを実感しました。一方で、この深夜アニメが市民権を得ると同時に「年間のアニメ制作数」や「ワンクールアニメの割合」が体感増えたように思えます。
なろう系アニメ
さて、こうした中で昨今増えてきたのが俗に言う『なろう系アニメ』です。『マンガ→アニメ』の流れが『ネット小説→メディアミックスの一環としてアニメ』のような図が増えています。個人的になろう系小説には好きな作品も多いです。批判は多いですが厨二病がまだ抜け切れてないのもあってある意味王道パターンはやはりいいものです。様式美のようで。ただやはり、「年間のアニメ制作数」の煽りを受けているのか、CGの多用や話の省略など、スケジュールの大変さも透けて見えてきます。なんと言うか、言い方悪いですが「当たり」の作品が少ないと言うか...原作が好きな作品だとやはり「見たいシーン」や「見たい描写」にこだわりが出てしまいます。見る側があまりとやかく言うものではないことはわかっていても「物足りない...」と感じてしまう作品も多いです。ただ一方で、二期三期前提でアニメが作られているためか、原作の流れをほぼ踏襲していることが多いのでそういった点は嬉しいです。
総括
まとめると、『アニメ全体の本数は年々増えており、ワンクールが増えたとはいえ、二期三期と期間を開けて制作されるようになった。そして「アニメとして」よりも「作品として」のアニメ、原作再現が多いアニメが増えた。』といったところでしょうか。原作ありきのファンとしては嬉しい限りです。
アニメ業界はアニメーターの労働環境問題等、改善しなくてはならない点も多々ありますが、この文化が廃れずに発展し続けることを一ファンとして切に願っています。
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