人口ビジョン

令和2年1月20日付で、宮古市まち・ひと・しごと創生総合戦略市民推進委員会委員というのに委嘱されました。任期は2年間です。自分の勉強のために書いていきたいと思います。

総合戦略の方向性として、こう書かれてあります。地方創生は、中長期の人口の推移など、次の世代やその次の世代の危機感を共有し、人口減少を抑制し、本市において活力を取り戻していくための息の長い取り組みとなります。

岩手県宮古市の2020年1月1日現在の人口は、51,744人です。このまま何もしなければ、2040年には、35,901人、2060年には、23,569人になると予想されます。人口の増減は、自然増減と社会増減の2つがあります。自然増減は、生まれてくる子どもと亡くなる人のことです。社会増減は、市内へ転入する人と市外へ転出する人のことです。

将来展望の条件設定では、宮古市現状の合計特殊出生率1.58を、国目標の2.07へ段階的に上昇させるとしています。全国平均(2017年)の出生率は、1.43、岩手県は1.47です。ちなみに全国で出生率が一番高い都道県は、沖縄県の1.94、一番低い都道府県は、1.21の東京都です。スマイティというサイトで全国市町村別の出生率を見ることができます。岩手県内で最も出生率が高いのが、遠野市1.69、田野畑村1.69、久慈市1.64です。ちなみに宮古市は、8番目です。最も低いのが、盛岡市の1,31、矢巾町の1.30です。

宮古市では、この自然増減と社会増減に対して、基本目標を設定しています。所得が得られる仕事の創出、結婚・出産・育児がしやすい環境の整備、地域の魅力向上とより快適で豊かに暮らせる環境を作る、です。具体的に施策を決めて実行し、その成果をKPIという指数で評価しようとしています。これによって、2040年の人口を35,901人から43,264人に、2060年の23,569人から36,566人に抑制できるという展望です。

今後、人口減少はなぜ良くないのかなど、根本的なところから勉強して考えていきたいと思います。

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