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製造工程を理解するためのヒアリング項目の例

こんにちは。
今回は、製造業に馴染みのない人向けに、製造工程をヒアリングする際の項目例とおすすめ参考書籍、サイトを紹介したいと思います。
前回の記事と内容がやや重複するかもしれません。

本ヒアリングの対象者:比較的小規模な製造業を想定しています。
ヒアリングのコツ:個人的には大枠をとらえてから、深堀するのがおすすめです。

1.全体の製造工程を把握する

  • この製品は、どのような工程でつくられているか。

  • 生産にかかる期間はどの位か。

  • 見込生産か、受注生産か。

2.各製造工程について深堀して聞く

  • 各工程でどのような作業や加工を行っているか。

  • 外注している工程はあるか。

  • 各工程にどのくらいの人員が配置されているか。

  • 各工程にかかる時間はどのくらいか。

  • ボトルネック工程は?特に大変な工程は?

  • 保有する機械装置について

3.そのほかの質問

  • 工場全体の稼働率はどのくらいか(余力があるか、ないか)

  • 生産計画の立て方

  • 進捗管理の方法

  • 製造において他社には負けないと思っていること

  • 課題に感じていること、改善したいこと

強みや課題は、QCDの観点や、4M(人、機械、材料、方法)などの切り口で聞くといいかと思います。また、意外と間接業務がネックになっていることもあるので、そのあたりを聞いてみるのもいいかもしれません。

4.知らないことは丁寧に聞く

丁寧にヒアリングすれば「そんなことも知らないのか」と言われることはないので、大丈夫です。とはいえ、ある程度事前知識はいれておくといいと思います。

5.インプットにおすすめの書籍など

『文系出身者が2時間で製造業がわかる本』(三恵社)

代表的な製造業の業務内容や高度な技術などが紹介されています。
数年前に発行された本なので、計画作成のポイントについては特に読まなくていいかなと思います。

TOKYOものづくり部(東京都産業労働局)

製造工程の動画もあります。バーチャル工場見学みたいで楽しいです!

どこまでヒアリングするかは、支援の目的によっても異なると思います。
あくまで参考としてお読みいただけましたら幸いです。


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