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事業内容を把握するためのヒアリング項目の例

こんばんは。
今回は中小企業支援におけるヒアリング項目の例を紹介したいと思います。
このヒアリング項目は金融支援の際、事業概要を把握するときに使っていたものです。

※実際には、業種や事業規模、ヒアリング時の雰囲気などによって質問を変えたり、追加で色々質問したり減らしたりしています。あくまで一例なので、ふ~んって感じでお読みいただけますと幸いです。

○会社の商品・サービスのこと

  • 会社の事業内容と大体の売上構成比
    まず、会社としてどのような事業を行っているのか、売上構成比はどうなっているのか、全体像を把握する。

○商品価格、販売方法

  • 常時取引先者数

  • 主要取引先、売上の大きい企業

  • 商品、サービスの販売ルート
    (紹介、電話営業、飛び込み、HP・広告からの問い合わせ)

  • 主な顧客層

  • 新規顧客・既存顧客の割合

  • 販売単価
    →価格帯が幅広い場合は、ボリュームゾーンを聞いてみる。

  • 受注数はどのくらいか(年、月、日)

○生産

  • (製造業の場合)生産工程はどうなっているか

  • 製造原価(粗利率)

  • 受注してから納品までの期間
    →製造業なら納品リードタイム、建設業なら工期、企画出版業なら受注から納品までの期間

○財務・資金繰り

  • 仕入れ(受注)から販売までの期間はどのくらいか

  • 受注してから入金されるまでの期間はどのくらいか
    例)受注時に前金50%、納品後30日以内に残りの金額を払ってもらう取り決めとなっている。

  • 借入額や月々の返済額
    ※実務において借入額や借入の状況などは、決算書や返済予定表などで確認していました。

  • 決算書からわかる財務内容だけでなく、入金のタイミングとお金が出ていくタイミングそれぞれを把握できるといい提案につながるかなと思います

○人員体制

  • 営業○名、事務○名…

  • 人材採用や育成の方針など

○社長自身が感じている「強み」と「弱み」

  • 会社の強み

  • 会社の弱み

  • 経営面や商品サービスのこだわりポイントなど

○社長自身が感じている「気になること」

  • 内部環境…例)社員がなかなか定着しない

  • 外部環境…例)ライバル会社の存在、原料価格の高騰、法規制

○今後取り組んでいきたいこと

例)機械が古くなってきたので設備投資をしたい
戦略とか戦術とか考えずにとりあえず聞いてみる。

私自身、あまりヒアリングが得意な方ではないのですが、こんな感じです。
それでは。

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