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定期的に再燃する脱Microsoft Office。なぜ、毎回失敗するのでしょうか?

ドイツ政府が3万台のPCでLinuxに乗り換えてMicrosoft OfficeからオープンソースのLibreOfficeに移行する - GIGAZINE

記事の中にもありますが、2004年にミュンヘンでも同様な活動がありました。それから20年。また、脱Microsoft Office問題です。

Microsoft Officeから離れられない理由は、トレーニングでも価格問題でもないのです

記事の中では、トレーニングが足りていない、マイクロソフトが超ディスカウントしてきた等理由があげられていますが、これら理由は本質的ではありません。

最大の問題は、Microsoft Office 形式のファイル、具体的には、.docx (Word)/ .xlsx (Excel)/ .pptx (PowerPoint)形式のファイルにあります。

流通するファイルは、結局のところ、Microsoft Office 形式。社外とのやりととりで、Microsoft Office形式をつかわないわけにはいきません。

LibreOfficeだって、 Microsoft Office 形式扱える!と思う方もおられるでしょう。しかし、実際は、互換性は100%ではないです。例えば、LibreOfficeで.docxファイルを開いたときに、フォーマットが明らかにくずれていたりした場合、その原因が、元々の.docxファイルにあるのか、LibreOfficeの原因なのかわからなくなります。
結局は、.doc形式のファイルを使っているかぎり、Microsoft Officeの呪縛からは逃れられません。

本気で脱Microsoft Officeを実行するなら

脱、Microsoft Office形式、これしかありません。社外とのやりとりは、すべて、PDFか、.odt (OpenDocument Text)、.ods (OpenDocument Spreadsheet)形式など、OpenDocument Formatに統一するしかありません。
でも、.docxファイルで送られてきたファイルに「.docxは受け付けられないので、.odtにへんかんしてください!」なんていえないですよね(笑

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