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Windows 10 に対するネガティブキャンペーンのつもりなのでしょうか?2

前回

Windows 10 に対するネガティブキャンペーンのつもりなのでしょうか?|Hoshina (note.com)

を記しました。今回のネタはこれ(↓)以下の記事の中の一文

Windows 10 ESUの価格発表と今後 - 阿久津良和のWindows Weekly Report | マイナビニュース (mynavi.jp)

一方で困るのがWindows 11のアップグレード要件を満たさないPCを所有する消費者だ。

Windows 10 ESUの価格発表と今後 - 阿久津良和のWindows Weekly Report | マイナビニュース (mynavi.jp)

記述が間違っているわけではないです。筆者の例として、

かく言う筆者もWindows 10をインストールしたデスクトップPCが手元にあり、ミニPCに置き換えたいのだが、PCIバスのTVチューナー利用が主目的のため、ミドルタワーケースから移行できる選択肢を探している最中だ

とあげています。PCIバスのTVチューナー使っている方ってどのくらいいるのでしょう?また、PCIバスのTVチューナーが、Windows 11で動作するのか?というのは、TVチューナーのベンダーが責任を持つべきであり、Windowsの発売元、マイクロソフトの対応に問題があるわけではありません。

ハードウェア仕様的にWindows 11が動作しない可能性の高いパソコンは、主に2018年以前に作られた製品

クライアントパソコンの減価償却期間は4~6年。仕様的にWindows 11にアップグレードできないパソコンは、そもそも入れ替えるべき時期なのです。

Windows 11で動作しないアプリケーションの改修を怠ってきたのツケも考えたい

IT予算に余裕がある中小企業であれば、エンドポイントはWindows 11 PCを購入もしくはリースし、Windows 11で正常動作しない内製アプリをWindows 365のWindows 10で実行。ESU提供期間の3年以内にアプリをリファクタリングすれば良い。

Windows 10 ESUの価格発表と今後 - 阿久津良和のWindows Weekly Report | マイナビニュース (mynavi.jp)

という記述も本文にあります。しかし、Windows 11がリリースされたのは2021年10月。改修(リファクタリング)を怠っていたから、今になって、慌てているケースが多々あります。4年間放置してきたツケとして、高額な拡張セキュリティ更新プログラムを支払わざる状況になっているのです。
いずれにせよ改修が必要になるのであれば、Windows 11リリース直後から計画的に実施していれば、わざわざ、高い費用を支払う必要がないのです。

さらにいえば、この状況、Windows 7からWindows 10に更新が必要な時も同様な事象が多々発生していました。経験したことを活かせていない企業が少なくないという事例だと思います。


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