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ガラクタノカミサマから心を取り返す、という話【 #ねとます 】

 どんな物語が、音楽がヒトの心に響くか、というものは、流れてみないと分からないものです。それは例えばインターネットという海でも一緒で、時間が経って、響いてくるものがあります。

 ガラクタノカミサマ。Felys。この物語と音楽は、いつの時代も、響いています。

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 インターネットの音楽で選ぶアイドルマスターのイメソン生「ねとます」。翠華/spicaさん主催です。インターネットの音楽といえば、youtubeやニコニコ動画の時代からさかのぼっていくと、FLASHアニメが僕にとっての源といえます。

 「ガラクタノカミサマ」はみ~やさんが作ったFLASHアニメで、AIが創り出して導く世界に従う人々と、その世界から大切な存在を取り返す少年の物語です。

 公開されたのは2006年と、既に17年が経過していますが、それでも現在の世界を予告するようなストーリーとなっていました。そして、ちょうどねとますが放送された11月25日に、SEGAの音ゲーに楽曲提供しているowl*treeさんが、Felysを創り出したonokenさんであったことが明かされ、Felysもまた世に放たれていきました。

 さて、どうしてこの曲に綾瀬穂乃香ちゃんを選んだのかというと、ガラクタノカミサマとFelys、これらの存在と穂乃香ちゃんが持つ光と闇につながりがあるように思えたからです。

 バレエもアイドルも、それぞれ女の子の永遠の憧れながら、どこかで誰かが、望むように操ってしまうことがあります。時には生き残るためと仕方がないかもしれませんが、もともと憧れの世界を自らの意志で飛び込みながら、そこに糸をかけるというのは、何か寂しいものがあるのです。

 Felysのサビ前、静かにフェードアウトしていく音楽。これが穂乃香ちゃんが抱えていた闇であり、そこからフェードインして力強く表現される音楽は、ガラクタノカミサマから心を取り返そうと走り出す穂乃香ちゃんの光のように表現されます。

 そして、やはり傷ついた脚で立ち止まりそうなところに、プロデューサーさんが二人三脚で支え合って、再び走り出していく。走って、飛び込んだ先の物語は、私たちプロデューサーさんがスポットライトを当てていく。

 最新の音楽ではfinal remixも登場しましたが、当時の時代、そしてインターネットから生まれた音楽として「Felys -long remix-」を聴いて頂きたいです。

 おうちに帰ろう。

 穂乃香ちゃんの心を取り返す旅路に、あなたも一緒に歩いてほしいです。



 ここまで読んでいただいたみなさん、ありがとうございました。みなさんが楽しめるものを、気軽に楽しめますように。
 


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