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「声」を必要とする世界に往くバレエアイドルの話

 Stage for Cinderella。

 新時代の総選挙、その第1幕で、バレエアイドルである綾瀬穂乃香ちゃんの踊りがもうすぐ終わろうとしています。

 終わるその瞬間までに、穂乃香ちゃんに、

 投票という名の「拍手」
 
を頂きたいのです。


 声を必要としない芸術の世界であるバレエから離れ、2011年11月28日に「アイドルマスターシンデレラガールズ(以下デレマス)」の世界にやってきた穂乃香ちゃん。踊る楽しさを取り戻しながら、ぴにゃこら太やフリルドスクエアと運命の出会いを果たしました。

 ぴにゃはデレマスをプレイする人なら知らない人はいないほどのマスコットになり、フリスクはドリームユニット決定戦の栄冠を勝ち取り、ユニット単独のアイドルプロデュースを開催できるまでになりました。

 そして穂乃香ちゃんは、10年の歳月を経て、過去と再会し、同じポーズでも表現豊かなバレエアイドルとなったのです。

 めでたしめでたし。

 …というのが、2023年3月30日に幕を閉じる、

「デレマスの世界」

での、穂乃香ちゃんの物語です。


 穂乃香ちゃんにはもうひとつの物語があります。

 2015年9月3日、声を必要としない芸術の世界であるバレエから離れ、2015年9月3日に「アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ(以下デレステ)」の世界にやってきた穂乃香ちゃん。

 デレステでは、デレマスと決定的に違うところがあります。

「声を必要とする世界」

 ぴにゃは既に誰もが知るマスコットですし、フリスクの存在もすっかりお馴染みですが、もうすぐ7年になるもののユニット曲が貰えていない現状です。

 そして悲しいかな、穂乃香ちゃんにはキャラクターボイスがないので、歌唱曲がありません。SSRを2種類頂いたり、イベントやコミュには出演していますが、主役になったことはありません。

 声を必要としない芸術の世界、つまりバレエの頃と同じ環境にいます。

 とはいえ。
 寂しい話だけでは楽しくないので明るい話題もすると、辻野あかりちゃん&りんごろうとの邂逅はマスコット総選挙の開催をするに至っています。

 佐久間まゆちゃん、早坂美玲ちゃんとの宮城親善大使はふるさとに即した企画を楽しめていますし、ぴにゃのおかげでつながった白雪千夜ちゃんとは、ファンの間でぴにゃ好き同盟なるものが誕生し、企画も開催できました。

 フリルドスクエア、ピルエット・オペレッタだけでなく、アズールブルーという新しいユニットの定着も、穂乃香ちゃんが現状に留まらないことを証明してくれています。

 そして今回のグループAでは、前川みくちゃんとのネコで繋がった交流や、「A・H」という不思議な縁で結ばれた荒木比奈ちゃんとの共演など、さらなる世界の広がりを感じさせるものがありました。

 穂乃香ちゃんは、確実に成長しています。「声」を必要とする世界に往くバレエアイドルとして、認められるようになってきたと実感しています。

 「デレステの世界」での穂乃香ちゃんの物語を、
ハッピーエンドにしたい。

 穂乃香ちゃんが教えてくれているように、「報われずとも納得できる努力がしたい。私は私のやり方で私を表現したい」というのは、とても大切です。

 甘いと言われるかもしれませんが、命を削ってまでプロデュースをするのは、穂乃香ちゃんが悲しむと思います。命を削っていたのではと危惧するほど、バレエで努力してきた彼女です。

 だとしても、ひとりでも多くのプロデューサーさんが穂乃香ちゃんを楽しんでくれた方が、穂乃香ちゃんのやり方で穂乃香ちゃんを表現できる。時代とか、流行とかに無理をしてあてはめるのではなく、探して、創り出していく。

 私ひとりで出来ることは限られています。プロデューサーさんには担当の方もいれば、そうでない方も、当然います。そうした方々にも、穂乃香ちゃんを楽しんでほしいのです。

 だからもし、5枠の投票枠でまだひとつ、空きがあったら、そこに綾瀬穂乃香ちゃんを、ポンと入れてあげてください。順位とか結果と関係なく、「声を必要とする世界」で、届けるべき存在に届けるには、投票が必要だから。

 最後に、私もそうですが、この御時世ですので「リアルをだいじに」という作戦名で、心身健康な状態で、Stage for Cinderella 予選グループAを終えられればと願っております!


 ここまで読んでいただいたみなさん、ありがとうございました。みなさんが楽しめるものを、気軽に楽しめますように。

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