2018年 今年のマイベスト映画

今年も結構見落としあるんですが、一応ベスト5本をまとめてみます。順位をつけるのが大事でコメントはざっくりしてます。

5.濱口竜介監督『寝ても覚めても』

濱口作品は半分くらいしか見たことないのだけれど、それでも観たことのある作品の様々な経験を組み合わせて作られた素晴らしい作品。ショットやカメラの使い方の多彩さにクラクラしていると物語にもクラクラするという感じの作品。Tofubeatsの主題歌も素晴らしい。

4.アリ・アスター監督『へレディタリー/継承』

超怖いと聞いて行ったら、本当にマジで怖かった。もちろんホラー的な怖さってのはあるんだけど、「わ!!」的なびっくりさせ怖さは結構少なくてサスペンス的な怖さとかファミリーもの怖さとかいろんな怖さの集合体を投げつけられている感じ。結果、物語展開に対してもうダメだ…と諦めながら見るラスト30分くらいはすごく不思議な感覚。サラウンドを活用しまくった音響が凄まじいので映画館で見れるうちに見たほうがよい。爆音映画祭でやってほしい。たぶん怖すぎて死ぬけど。

3.デヴィッド・ロバート・ミッチェル監督『アンダー・ザ・シルバーレイク』

こちらはサスペンス的なホラー全開の作品。140分と長い作品なのだけど、主人公視点で作品が展開していくのに、誰も信用できないという不審感がずっと続いていく。主人公も主人公で、ズボラな感じで何考えている感じか分からないので、何が正しいのかは最初から最後までほとんどわからない。なので、場面が終わるごとに自分は一体何を見ているのだろうか、そしてこれはどこに向かっているのだ…という気持ちになる。このズブズブと沼に引きずり込まれる感じは正にノワールという感じ。

2.デイヴ・マッカリー監督『ブリグズビー・ベア』

最初ビジュアル見たときはなんだこの映画は…という感じだったのだけれど、鑑賞中は号泣。見終わったときにはすっかりハマって「グッズ…グッズを作ってクレメンス…」という気持ちに。なにか創作に関わる人は見ると良いと思います。

1.ルカ・グァダニーノ監督『君の名前で僕を呼んで』

今年観た作品の中ではダントツですべてが美しい作品。映像も主役のティモシー・シャラメさんも美しすぎ。この映画に影響を受け、ラコステの同色のポロシャツを買ってもらいました。Sufjan Stevensの曲が素晴らしく、「Mystery of Love」という曲が流れる山を登るシーンはエモすぎ。

これに入らない中だと、『万引き家族』、『ボーダーライン ソルジャーズ・デイ』、『ブラックパンサー』、『ゾンからのメッセージ』、ホン・サンス監督の『それから』とかは良かったです。これでベスト10かなぁ。音楽もベスト10やりたいんだけども…。

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