一重切り花入れ
上野勝
仙台七夕で使用の 孟宗竹で
『一重切り花入れ』を作る
乾燥もさせず作り 見事 上から底まで
大きくヒビが入る
どうにか再生できぬものかと思案の末
金継ぎをしてみた
パテを詰め込み その上から金継ぎ
底は誰も見ないので 手抜き
仕上げは紙やすり5回ほど磨き上げ
最後にニスを塗る
いい花入れができあがる
ススキと萩を入れる
涼しい風にススキの穂が
気持ちよさそうに揺れる
※詩誌「爪」146号
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