GTO+で「ジオメトリック」なべットサイズを設定する【ポーカー】
Geometric(幾何学的)なベットサイズについて、GTO+では設定できないという意見をちらほら見かけますが結論、設定できたのでその方法について書きます。
この記事では「ジオメトリック」についての説明は割愛しますが、GTO戦略を学ぶ上では必要不可欠な知識だと思うので、知らない方はこの機に調べてみるとよいです。一応、私のお勧め記事も貼っておきます。
GTO+のバージョンを確認
公式サイトにもしっかり設定方法の記載がありますが、GTO+のバージョンが古いと使えません。GTO+でジオメトリックが設定できないと思ってる方は、ここで躓いてるのかもしれません。
2020/1/31よりも前にGTO+をインストールして、それ以降アップデートしてない方は漏れなくジオメトリックが設定できないはずです(設定しても赤字でエラーになる)。GTO+の改善履歴を引用しておきます。
既にインストールした方は、GTO+の公式ホームページから最新版をダウンロードしてインストールし直せばアップデートされて無事に設定できます。最新版にしてない方はこの機にアップデートしてみましょう。
ちなみに私のGTO+は「version 1.3.9」で、設定できることを確認済みです。
ジオメトリックなベットサイズを設定
さて、本題であるGTO+でジオメトリックを設定する方法です。
Build Tree のAdvancedタブより、フロップおよびターンのベットサイズ枠に赤枠のように入力します。
上の赤枠がフロップのベットサイズで、トリプルバレルでオールインを目指す際はこのように「g3」と入力し、下赤枠のターンの設定に「g2」と入力します。たったこれだけの設定でGTO+がポットサイズ、エフェクティブスタックを元にベットサイズを自動計算してくれます。
例えばブラインドが1-2でUTGが3bbにオープン、BBだけがコールしてエフェクティブスタックが100bbでジオメトリックを設定すると、GTO+が自動的にベットサイズをフロップ「108%」ターン「110%」リバー「108%」に調整して分析結果を提示してくれます。
ジオメトリック戦略では特にEVの変化(上昇率)に注目すると、その強力さがよくわかると思います。他にもいくつかジオメトリックに関する設定があるので、興味ある方は公式のHow toを参照下さい。
ちなみに赤枠上部にある「With only 2 bets left, get the money in smoothly」という設定ですが「オン」にすることでSPRが小さい場合は自動的にジオメトリックにしますよ、という設定らしいです。具体的にどのくらいのSPRで反映されるか分かりませんが、通常は「オン」が良さそうです。
さいごに
以上、簡潔ですがGTO+を使ったジオメトリックなベットサイズの設定について纏めてみました。少しでも参考になれば幸いです。
私も勉強中なので、よりよい設定方法などあれば教えて頂けると幸いです。
それではまた。
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