花澤香菜と私

3/31に配信リリースされました花澤香菜さんの新曲「magical mode」の作詞を担当いたしました、やぎぬまかなです。作編曲はMONACAの神前暁さん、共編曲に同じくMONACAのオリバー・グッドさんです。素敵な楽曲に作詞という形で参加させてもらえて、とてもとてもとてもとてもとてもとてもとてもとても嬉しかったです。

というのも

花澤香菜さんには個人的に思い入れがありすぎてツイートではまとめきれなさそうなので、ここで重めの気持ちを吐き出していこうと思います。歌詞の解説は期待しないでください…。花澤香菜さんへの思い入れです。

\自分語るよ!/


出会い

2013年頃かな、花澤香菜さんが1st album「claire」をリリースします、っていう時。

当時大学生でバンド組んでいた私は、先輩バンドの方にCymbalsを教えてもらってどハマりしていて、そんな中、元Cymbalsの沖井礼二が声優に楽曲提供してるらしい!?という情報を得てサイトに「新しい世界の歌」を試聴しに行ったのがアーティスト・花澤香菜との出会いだった気がします。

ろくに大学にも行かず、バンド活動以外は家にいてずっとアニメかニコニコ動画をみてすごしていたので、物語シリーズの撫子ちゃんやいぬぼくのカルタちゃんなど声優としての側面は知っていたのですが(「sweets parade」とかもめちゃいい曲ですよね(MONACAさんとお仕事するときにみすみさんとメールのやり取りさせてもらってるのまじ何の世界線なん、って思ってる))、「claire」の試聴ページでやっと

素敵な楽曲×耳に心地よい声優さんの声=最強なのでは?

と気づき始めます。

しかし当時はバンド活動するにもライブハウスにノルマを払って出ている状況で、結構な回数ライブに出演していた上にステージ衣装はできれば毎回違うワンピースを着たいという不相応なこだわりもあって、それなのにバイトはしたりしなかったりで本当に生活費に余裕がなかったし、サブスクなんて便利なものもまだなかったのでCDも買わず(今思えばライブの打ち上げ1回我慢すれば買えるのにね…)、いいなー、と思いつつもそこまでどハマりはせず、しばらくは新曲が出たらチェックする、くらいの感じでした。


ハマる

3rd albumの「Blue Avenue」でどハマりしました。

新曲が出るたびにチェックだけはし続ける状況からなんやかんやあって私自身は上京して、そしておそらくこの2015年前後2〜3年が私のアニメオタク→声優オタクの全盛期で、ひとかなもよくきいてました。ひとかなでブルアベに収録されている曲をきいて、これはさすがに音源を買わなければいけない、と思ったんじゃなかったかなー。それでiTunesで買って、そこからはどハマりしてずっときいてました。その上、その頃は色々がつらくて、花澤さんの素敵な楽曲たちが私の心の支えの1つになってたなー…。

いやー、ブルアベ、名盤ですよね。私が特に好きなのはWe Are So in Loveとブルーベリーナイトかな、いやでもNobody Knowsもいいよね、マジカル・ファンタジー・ツアーもワクワクするし、開幕のI ❤︎ NEW DAY!もいいよね…!全部良い曲なので名盤です!!!


そして憧れへ

ブルアベでどハマりしてから、花澤さんの動向を追うのが趣味の1つになって、いつの間にか自分にとっての花澤さんが、3年後こういう素敵な女性になっていたいな、という憧れ・目標の女性の1人になっていました。(私は花澤さんの3つ下なので、私にとっての花澤さんは常に自分の3年後がこんな風に素敵な女性だったらいいな、と思える追いつけない目標です)

基本的には人混み大嫌いの超インドア人間なのですが、ご本人の姿をこの目で見てみたい、という好奇心が勝って何度かイベントにも参加しました。女性限定イベントのかなまつりに参加した時は距離近くてずっと興奮してました…。ひとかなのクリスマスの公録も行ったな…。ハナザウィーンも良かったな…。なんか、花澤さんご本人、妖精の粉みたいなキラキラしたオーラ纏ってますよね。なのに気取らずおちゃめな面もあって芯の強い部分も垣間見えて、人前に立つときは楽しそうにしてるけどきっと裏では努力家なんでしょうし、何より抜群の声をお持ちでなんなんだ素敵すぎる…。

そしてその頃バンドをこの先もずっと続けていくことに限界を感じつつあった私の中で「いつか花澤香菜さんの音楽に関わる仕事がしたい」という夢、兼、目標が生まれていました。


現在へ

結局バンドは解散して、SNS等も一旦やめて、4th albumの「Opportunity」をヘビロテしながら1年弱くらいアルバイターとして生活していたのですが(沖井さん作のカレイドスコープは勿論、滞空時間、雲に歌えば、あたりが特に好きです)、□□□(クチロロ)の契約社員の1人になるのをきっかけにまたSNS等をはじめて、その際に、楽曲提供の仕事も来たら良いなーまぁでもそんな都合良く来るものでもないか、と淡い期待でメールアドレスを載せておいたら、運の良いことに楽曲提供のお仕事のお話をいただけて、そこから今に至るわけですが…。(この辺のことは前にも少し書いた気がする)

作詞や作編曲のお仕事でどうにか生活できるようになってからも目標の1つとして「花澤香菜さんとお仕事する」というのが変わらずずっとありました。オトナの人に「これからどういう仕事していきたいんですか?」って聞かれた時にもほぼ必ず答えてた気がします。

私がこのお仕事を本格的に始めたのが2018年春くらいなので、花澤さんのサウンドプロデュースが北川さんから佐橋さんになった頃くらいですかね。勿論始めてすぐに花澤さんのお仕事ができるなんて思っていないので、納得できる実績を作ることができた上でいつか関われたら、アニメ作品のキャラソンでどうにか関わるのもアリか?などとひとりで思っているうちに「ココベース」がリリースされました。(パンとか、ミトンとかいい曲ですよね。おしえて、もグッと来ます…!)

そこから目の前のお仕事に全力で取り組みつつ、佐橋さんプロデュースが続くならどうにか佐橋さんにアプローチしたいけどどうしたら良いのかさっぱり分からん…みたいなことを考えてました。そんな中、花澤さんが結婚を発表されて、最上級におめでたいし一生幸せに暮らしてほしい!!!!!と思うと同時に、もしかしてアーティストとしての活動は頻度が減ってしまうのかな、と勝手に考えてしまって、こうなったらキャラソンで関われるように地道に頑張るしかない!と、これまた勝手に心に決めていました。

そんな、地道に積み上げていくしかないなー、と日々を過ごしていた時に「MONACAの神前暁さんプロデュースで花澤香菜さんの新曲を制作するのですが、作詞をお願いできませんか?」という話をいただいた時は本当に夢かと思いました。今でも夢なんじゃないかと思ってます。夢です。本当にありがとうございます。どうかこのまま目を覚まさせないでください。

中国版ZOZOTOWN「ZOZO」とのコラボソングとのことで、お洋服も好きなので、

花澤香菜(好き)×神前暁(好き)×お洋服(好き)

というトリプルビッグラブ、幸せ大爆発なお仕事でした…!!!!!

「magical mode」の歌詞としては、花澤さんご本人のコメント通り、毎日に魔法をかけるみたいにポジティブに過ごせたら、という感じなのですが、ZOZOとのコラボなので1Aのラップ部分は「ぞ」を音を意識的に入れてみたり、2サビ終わりからの「右向いて…」からのセクションはお出かけ前に鏡の前でファッションチェックしてるイメージだったりします。

レコーディングも立ち合いたかったのですが、新型感染症対策で最小人数で行う、とのことで私は立ち合えずだったので、本当にコロナは早くどうにかなってほしいです…!恨んでます…!

レコーディング後の完成データはいただいていたのですが、リリース日の3/31に外に行く用事があったので、行きの電車の中サブスクで「magical mode」を聴いてみたら、あー1つ夢が叶ったんだな、と感慨深くなってしまって少し泣きそうになりました。つらい時期に自分の心の支えになっていた憧れの人に、自分のかいた言葉を歌ってもらえるなんて、そうそうできない経験だよなー…。


さいごに

花澤香菜さん楽曲、名曲揃いですが、その中の1曲として「magical mode」もたくさんきいてもらえたらうれしいです。

そしてチャンスがあるならまたお仕事させてもらいたいけどこんな気持ち悪いことかいてる時点でもうダメだよなー。でも、愛だけはあるので!愛だけは!!!どうか!!!お願いします!!!!!!!










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