棋界短信(3月5日)

★3月1日~2日に行われた第70期王将戦七番勝負第5局は挑戦者の永瀬拓矢王座が渡辺明王将に勝ち2勝目。渡辺王将が3連勝したときはこのまま決まりそうな勢いでしたが、永瀬王座が強烈な追い上げを見せています。第6局は3月13日~14日。その間には棋王戦の第3局もあります。果たしてどういう結末が待っているのか。

★3月2日に第32期女流王位戦の挑戦者決定戦が行われ、山根ことみ女流二段が伊藤沙惠女流三段を破り、里見香奈女流王位への挑戦権を獲得しました。山根女流二段はタイトル戦初登場。今期は公式戦17連勝を記録するなど勢いに乗っていますし、着実に力を付けていることもうかがわれます。七番勝負は4月27日開幕とまだ先ではありますが、今から楽しみです。

★本日(5日)は順位戦C2組の最終局が行われ、出口若武四段、大橋貴洸六段が勝ち、9回戦で既に確定させていた黒田尭之四段とともに昇級を果たしました。比較的早い時間に昇級の方は決まりましたが、降級点の方はまだ熾烈な争いが続きそうです。

★棋戦の話題ではないですが、船江恒平六段が公認会計士の試験に受かったそうです。色々思うところがあったのだと思いますが、それにしても棋士の集中力は素晴らしいと改めて思います。

★明日は子供将棋教室、日曜日はレーティングと、今週末も将棋に浸ることになりそうです。来週は岩手王座戦も控えているので個人的にもしっかり将棋の調整をしないと。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?