東北六県将棋大会裏方記(前編)

前回のエントリーから丸1カ月以上が経ってしまいました。その間、倉敷王将戦、東北六県大会、岩手県長寿文化祭将棋大会と大会が目白押しだったので、なかなか振り返る余裕がありませんでした。時間は経ってしまいましたが、将来への備忘録としても色々記録を残しておく必要がある気もしますので、これらの大会を振り返っておきたいと思います。

まず前後しますが東北六県将棋大会を数回にわけて振り返ります。

毎年東北6県のうち宮城を除いた5県の持ち回りで開催していたこの大会、岩手が当番の昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となっており、そのままスライドされることが決まっていました。ただ、今年に入ってもコロナの影響は続いていたため、ちょっと自分の中では半信半疑になっていた部分がありました。そうした中、5月9日のアマ名人戦の日にいつも通り遅れて午後から紫波グリーンホテルに行くと、予定通り六県大会を開催することになりこれから打ち合わせをすると突然言われビックリ。何も打ち合わせの準備はしておらず、不意打ちにあったような気分でした。大会は7月3~4日の開催なので残り2カ月を切っており、それをこれから調整するのではまずスタッフの人繰りが大変そうだなあというのが実感でした。実際、コロナ禍に鑑みて今回記録係については中高生にお願いするのは見送ろうという話になり、大人だけで13人前後を確保しなければなりません。慌ててその日会場に残っているメンバーに声をかけ、来ていないメンバーにも手分けして連絡をとりました。後日、最終的には14人確保できましたが、結構綱渡りの人集めでした。

私は記録係の統括を依頼されました。上記の打ち合わせの際に突然言われたのは参りましたが、それでも客観的に見て過去約10年の六県大会会場に出向いているのは私と、今回やはり大車輪の活躍をしてくれたTさんの二人だけなので、我々が中心にならないと始まらないとの自覚もありました。とりあえず前回岩手で開催された大会の資料を引っ張り出し、当時事務局長だったKさんが作ってくれた資料を参考にして記録係の説明用資料の作成を始めました。このKさん作成の資料は非常に完成度が高いもので、時間が限られている中では本当に助かりました。

一方、コロナ対策を含め、記録以外の全体の進捗はなかなか把握できないでおりました。後で岩手日報さんが関係者と連絡をとりながらしっかり準備を進めていてくれたことがわかりホッとするのですが、その一方で上手く自分がコンタクトできればもっとスムーズだった面もあるのかなというのは反省点です。今後の課題でしょう。

岩手日報さんとの打ち合わせは6月23日でした。2日前に県連の事務局長から連絡をもらい、急遽私も参加することになったものです。この時に日報さんから資料をいただき、既にかなり段取りが進んでいたことに感激しました。担当のOさんが過去の記録をかなり綿密に調べて準備なさっていたようです。将棋の方はあまりご存じないようだったのですが、これだけ熱心にご対応いただいたのは有り難いことです。

とはいえ、若干抜けていた部分もあったので、そのあたりは引き取って、前述のTさんと打ち合わせて進めることにしました。Tさんも前回大会の作業メモをしっかり残して下さっており、それを見ながらフローを組み立てることができました。また、日報さんにもPCのセッティングやソフトのインストールなどを事前にご対応いただき、作業環境はスムーズに構築できました。

こうした作業を進めて当日を迎えることになります。そこからはまた明日以降に。

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