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美味しいものを食べよう!という気持ちだけで良いと思う

当方は家庭料理の基礎をお教えする料理教室をやっています(自分で始めてからは18年経ちました)。

基本的に「自分で料理すると何が良いのか」という点では
・自炊でバランスがとりやすい(健康)
・その時々の材料で経済的に作っていく(節約が可能)
・何よりおいしいこと

一言でいうと「健康・おいしさ・経済の3者両立ができる」→だからおすすめできる。学びたい方に全力でご支援する、ということに尽きます。

個人的には基本をいくつか知っていればレパートリーもさほど数多くはいらないんじゃないかと思っています(私自身が普段そう思って賄っています)。
例えば1品煮物が上手くできれば、材料の応用で違った料理になるし、本などからヒントを得てすぐにピンと来るのではないかと思います。
「絶対に牛バラ肉とじゃがいもじゃないと!」と思わなくても基本がわかれば応用する自由が一人一人に備わると思っています。

料理のみならずなんでもそうですが「身につけたい」と思うものって基本を学んだ後に実践する中で「なんか自由にできるようになってきた」というのが一つの上達の印なのではないかと思います。

そんな自分の「仕事の意識の原点」や「家庭料理の良さとはなにか」を改めて気づかせてくれる本を読みました。

牧子、還暦過ぎてチューボーに入る 内館牧子著 主婦の友社 です。

脚本家の内館さんが大病をし医師に言われた「1本の点滴より一口のスプーンですよ」という一言で自炊に目覚め、料理を始めてからのいろいろなエピソードや気づきが書かれています(以前は料理はされないと公言されていました)。

高価な材料を使った美食などではなく、「育てたミニトマトを土鍋で炊き込んだごはん」や、育てたハーブ類を使ってご自身がおいしいと思うものを作っていく様が「自由」で一食一食「作ること・食べること」を愉しんでおられて本当に素敵です。

なんといっても文章のプロ、脚本家なので文章だけなのに「おいしそうな画」が思い浮かぶのも凄いです。

「季節のものを楽しみに、新しいうちに おいしくいただくのがやっぱり最強!」と改めて思わせてくれる1冊でした。

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