見出し画像

インターネットの情報は永遠だと思っていた話

今日はまぁまぁ天気が良くて散歩をしてきました。密にならないように気を付けながら歩いていますが、前を歩く人と歩行スピードが違うとその距離を維持するのはなかなか厳しいものです。
今日は散歩をしながらはたと思ったことをここにまとめておこうと思います。

今日はAmazonを見てハムスターのために買っているごはんがいつもの2~3倍の価格だなぁとか、iPhoneを充電しながら音楽が聴けるアダプターが欲しいなぁとか思いながら適当な動画をBGMにしつつ過ごしていました。
私にとって音楽やBGMなどの音は作業する時にあると結構嬉しいもので、聴くディバイスはPC、スマホ、昔使っていた音楽プレイヤーです。最近はほとんどスマホでニコニコ動画やYoutubeでゲーム実況見たり音楽のマッシュアップ聞いたりしながらこのnoteを書いたりレポートを書いたりしています。
そんなときによく「昔見た(聞いた)動画、また見たいなぁ」と思うのです。とある大好きな動画があったのですが、投稿者が動画を消したか非公開にしたか、投稿者ごといなくなってしまったか理由は不明ですが検索に引っかからなくなってしまいました。初めてその動画と出会ったのは今から6~7年前ほど前なので無くなってもおかしくないとは思いますが、二度と見ることができないと思うのは寂しくはあります。

インターネットは「ネットサーフィン」や「ネットの海」と言われるように海に例えられるようです。なので、情報はいつまでも海の中にあって、検索の上位に出ない情報は「無くなった」のではなく、海の底にあって消えることはないと考えていました。しかし、実際はそうではないのです。
投稿者の意思で消えることもあれば、権利申し立てによって消えることもあり、サイトそのものがサービス終了したり、Twitterが一度やろうとした「休眠アカウントの削除」というようなものも存在します。
ここからは実際に私が見たり体験したものを(主にTwitterのことですが)いくつか挙げていこうと思います。

【消え去った存在】
とあるサイトで繋がったインターネットの友人と奇跡的にTwitterで再会したことがあります。しかし、しばらくTwitterを開くことができなった間にその人のアカウントが消えていたらしく私はその人が今どうしているのか知ることができなくなりました。まるでその人がその場所から忽然と消えてしまったようでした。「確かにそこにいたはずなんだ。アカウントIDは知っている、でもそのアカウントはもう存在しない」という幻のような存在へと変わってしまいました。

【進化と生まれ変わり】
仲良くしている友人が「どうしても今のアカウントで関わりたくない人がいる。穏便に済ませるためにアカウントを新しく作ろうと思うんだけど…」と相談を受けたことがあります。色々な理由はあるとは思いますが、こういった「垢移動」はよくあることだと思います。垢移動は今の自分を捨て新たな自分になることになります。同じ名前で続ける人もいますし全く違う名前にする人もいます。これは不要なものを振り落とす脱皮や進化とも見えますし生まれ変わりとも見えます。

【消えた時間】
時間経過で作物が育ち、それを収穫し、種を蒔き、育つまで待ってを繰り返して遊ぶゲームは私の熱中しやすいゲームシステムで、毎日それを楽しみにしていた時期がありました。しかしながらあるタイミングでサービスが終了し、頑張って進めてきたゲームデータが虚空に消えてしまったことがあります。これは最近のソシャゲでもよくあることなのではと思っています。自分が長い間時間をかけていたものが消えてしまうのは、虚無へ労力を割いていたように感じてしまいます。もちろん、遊んでいる時はとても楽しいですが唐突に魔法から解けてしまうような感覚になるのです。

【海の向こうにいるのも人】
パソコンを使い始めたのは小学1年生の時のパソコンの授業だったかと思います。その学年の時だけ情報の保存としてフロッピーディスクを使ったのを覚えています。本格的にインターネットに触れ始めたのは小学校高学年頃、スマートフォンを持ちSNSを始めたのは高校生。私が育ってきた環境にインターネットは密接に存在していました。インターネットで過ごす日々の中ではネットの友人らとお互いに人生の節目を祝ったり祝われたりしました。長いこと付き合ってくれる友人がいることはとても嬉しいことです。
しかし、永遠に仲良くしてくれるわけではありません。ネットで繋がった人達も同じ人間であり、時とともに人生におけるいろいろな選択があるはずです。仕事や結婚などの環境変化によるインターネットとの隔絶や事故や病気で亡くなってしまうことでコミュニケーションを取ることができなくなる可能性もあるのです。もちろん、現実の友人にもありえることですが、ネットの向こうの人と急に連絡が取れなくなったとして、何が起きたのか確認する術はほとんどありません。

誰もがなにかをインターネットの海に落として失くしてしまったものがあると思います。特に長くネットに触れているとそういう事態に遭遇しやすいものですが、自覚しようとしなければあまり気が付かないのではと思ってしまいました。もしよろしければ皆さんの失くしたものをコメントでお教えいただけると嬉しいです。

最後にこの記事を書くにあたって、マウス練習として小学生の頃にめちゃくちゃ遊んで楽しかったゲームを検索で初めて名前を知ることができました。「マウスはともだち」というもので、なんとwebで遊べるらしいので懐かしく思った人や興味を持たれた方は下のサイトを訪れてみてはいかがでしょうか。

マウスはともだち on web
http://elze.tanosii.net/m/nzmenu.htm