60歳で普通二輪免許取得⑥

学科

今回意外に案じてたのが学科でした。昔に比べると明らかに記憶能力は低下してるのでやや不安でした。
実際にテスト問題のドリルをやってみると授業を受ける前は合格点に達しなかったものの、授業受けだしてからは合格点を上下しだし、これならかつてのように試験前に集中的にやればなんとかなると言う手応えを感じました。
実際には毎日100問のテスト問題を実施し、間違ったところを復習というするのを約30分程度やってました。
学内でも学科の見極めのようなものがあり、合格点に達しないと再度受けなければいけないというテストがありました。再度受けて受からなければどうなるというものでも無いようですが、受からないより受かったほうが良いに越したことがありません。なんとか94点で一発で通過、ほっとしました。
それにしてもあれだけドリルやったのにそれでも見慣れない問題が出て驚きました。

いよいよ卒検

いよいよ卒検!自分では一発で合格は無理かなと心のどこかであったので逆にリラックスして受けることができたのかもしれません。
卒検は6人ぐらいづつのグループに分かれ、それぞれ順番に行われます。私はラス前の5番目でした。みんな順番に受けていく様子を残るメンバーが息を呑みながら見ていると言う状況で、それぞれの緊張感が伝わってきてなかなか面白かったです。僕の前は小柄の女の子でしきりに大丈夫と自分に言い聞かせていました。後ろの子は男の子でどうも2回目の卒検ぽい子でした。エンストしたり、ポールを倒したりするのを見るとつい自分に重ねてしまいより緊張感が高まります!
前の女の子はエンストをスタートすぐに起こし、なおかつスラロームでポールを倒してコースから大きく外れてしまっていました・・・。
さあ私の番という時にちょうど雨がぽつぽつと降りだしました。大降りにならないよう祈りながらスタートです。とにかく曲がるたびに確認動作を大げさに、ギアもスピードも上げすぎず無難に、と自分に言い聞かせて慎重に慎重にと進めました。急制動を終えたときに何故か教官から再度実施するようにと言われました。今まで急制動で注意されたことはあまりなかったので驚きました。どうやらブレーキを早めに踏みすぎたようです。コースを一周回って再度トライ!今度は上手く行きました。その後はスラローム、一本橋と無難にこなし、本コースに戻って坂道発信、踏切と無事終えることができました。
急制動のやり直しはショックでしたが、後で講評のときにちらっと言われたのてすが雨が降り出していたのがもしかしたら幸いだったかもしれません。ブレーキを早めに踏んだのも路面が濡れていたためある意味大目に見てもらえたかもしれません。

いよいよ結果発表


試験結果までは教室でかなり待たされます。頭の中でどこが悪かったのかとぐるぐると考えていたときにあっと思い出しました!スタート時にミラーの調整をしていなかったことに気が付きました。ちらっと見て普通に後ろ見えてたのでなんの気もなくそのままスタートしてしまっていました。急制動のやり直しもあったので痛恨の思いに苛まれながら結果を待ちます。
結果は全員廊下で待たされ、一人一人呼び出しを受けて別室で結果を聞きます。
私は5番目だったにも関わらず、意外に早く2番目ぐらいに呼び出されました。結果は何と合格!予想外の一発合格でした!
その後は受付で手続きをして、最後に教室に再度戻り卒業証書を受け取ります。卒業証書受け取り時に警察での学科受験に必要な書類など再点検が行われます。私の場合兵庫県だったので学校の人も詳細わからず、そのへんは自分で確認してねって感じでした。
なにわともあれ60にして卒業証書をもらうとはなかなか感慨深いものがありました!
受付のときにわかりましたが前の女の子はかわいそうに不合格、後ろの男の子は合格してました。男の子に聞いたら彼のときは雨が降り出したので急制動はスピードが、30で良かったとのこと、やはり雨が僕にとって幸いしたのかもしれません。

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