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if I_wings.DAY1を現地で参加し、DAY2を帰りの高速バスの中で見た。

全然note書けてないなって思ったので、今一番言葉にしやすい感情を書き残す形でリハビリしていこうと思います。

本記事を持ち出して何かを攻撃したり、悪意を振り撒いたりする行為を禁じます。

この感情は私だけの物なので。自分の意見は自分の言葉で紡いでください。

本記事は端的に書くなら「5thライブDAY1に対する良かった部分、悪かったと感じた部分」を私の視点から書いた物です。否定的な言葉を使いますが私はシャニマスのことが大好きです。
気を悪くされる場合はブラウザバックするなり、Twitterで引用して「カス記事」と罵るなりしていただければと思います。

私の中でのシャニマスライブの立ち位置

私個人としては声優さんに執心なわけではなく、シャニマスのライブは「公式が提供してくれる最上級の"歌って踊ってみた"を鑑賞するイベント」という認識で今まで楽しんできた。
これはシャニマスが明確な原作者という1人の人間がいないコンテンツなので、"公式というラベル"の有無以外に公式と非公式を分ける物が無いという思想を持っているからです。
なので別に同一視しているわけでもなく、声優さんがそのアイドルを意識した言動やエピソードを知るたびに「ああ、ありがたいなぁ…」としみじみ感謝するだけになります。

少しドライな捉え方だと言われるかもしれませんが、声優さん自身が283のアイドルの事を考えてくれた時間、想い、限りなく本人を表現しよう!という気迫が伝わってくる、そんなシャニマスのライブが私は大好きでした。

特に好きな声優さんは峯田茉優さん、河野ひよりさん、田中有紀さんです。


DAY1のライブパフォーマンスについて

正直、歴代最高でした。

数を重ねる毎にどんどん上手くなる歌、互いに競い合うようにキレを増すダンス、毎年変わる素敵な衣装といつも以上に麗しいビジュアル、どれをとっても大満足の素晴らしいパフォーマンスでした。

開幕ホームランを決めてくれた【一閃は君が導く】は、コールライブ初参加で何度も予習して聴いていたこともあってめちゃくちゃ大好きな一曲に。
次に【Give me some more…】が始まった時、「えっ!放クラの2曲目は…!?」と一瞬驚きながらもアルストの虜にさせられたり。

最初は不穏のふの字も忘れて、ただひたすらに目の前のパフォーマンスに夢中でした。

「MCパート短いな…」とか思っても直後のバベルシティグレイスでテンションが上がったり。
和楽器三人衆がステージに上がって演奏を始めた時、「え?え?誰?誰?和楽器メインのユニットなんて無かったよな‥?新ユニット?新曲?」とか混乱していたら【Hide&Attack】のイントロが入り「隠匿シンギュラリティだ!!!!」とめちゃくちゃに興奮したり。(個人的に2日間で1番テンション上がった所)

SHHisのバックダンサーが見えた時、「バックダンサーとかもうなみちゃんじゃん……(意味不明)」とかなったり。

まあとにかく最高だったんですよ。立ってる足は痛かったけど。

【Anniversary】前の語りは若干不穏ながらも千雪さんが「アルストロメリアは終わらない、変わっていくだけ」と言ってくれて、アンカーボルトソングの文脈として納得のいく感じで。甘奈の不安だって感謝祭コミュを意識した物だろうと理解して。
曲の最中はYOUR/MY Love Letterの事で頭がいっぱいでした。

制服のノクチルだってテンションは爆上がりしたし、【夢咲きAfter school】では1番の「NO.1!」でオタクの声がしなくて感動したり、田中有紀さんの歌がうますぎて笑っちゃったり、アンティーカのライブ特有の制圧力に圧倒されたりと、本当に思い出すだけで胸が熱くなるようなライブパフォーマンスを沢山見ることができました。


なのに終わってみると全然楽しくなかった!!!

別に見ていて不快な表現があったとか、緊急のアクシデントで気分が冷めたとかでもなんでもない。

ただただ、意味がわからなかった。


ライブ前のやたら疲れた声音の天井社長とはづきさんの会話の時点では「このライブで何かがあるんだろう、でも見ていれば告知映像とかで謎が解けるんだろう」という感じで特に気にしていませんでした。

最初に頭に「?」が浮かんだのは【Black reverie】前の「最後で最高、最強のパフォーマンス」という言葉

「文脈的にアンティーカとして最後って言ってるよな??どういうこと??」

私の知る限りシャニマスは今日と明日で終わるコンテンツではないので(現行のグレフェスゲームは終われどもコンテンツとして終わるとは思えなかった)、具体性の無い漠然とした不安を抱えることに。
「終わるわけないのに終わるって何?」

次に不穏だった【ダブル・イフェクト】では、「これが終わったらアイドルじゃなくなる」と明言された。
「何かわからないけどこのライブで283プロは解散するみたいな空気だな」というぼんやりとした輪郭を捉え、歌詞の『翼失っても』の部分でなんとなーくエモい気がするという具合に感動した。

10分前に体温測って平熱だったのにやたら風邪みたいな主張してるなぁ…みたいな感じで、いまいち入り込めなかった。
強いて言うなら新アプリの発表かな…ぐらいの思いに止めて、とにかく目の前のパフォーマンスを楽しみたくてその場では考えをやめました。

関根瞳さん「次の曲で最後になりま〜〜す!」
オタク「えぇ〜〜!!」
みたいな様式美(個人的にはあんまり要らないと思うけど)もこなしつつ、【Resonance+】を楽しんでアンコール待ちの小休憩に。

意味がわからないぐらい早いアンコールが始まり、「まあ告知映像来てからだよな、どんな発表があるんだろう…」と待ちながらアンコールしていく。

告知映像が来ない。
全然来ない。ライブ中の不穏な発言が回収されない。斑鳩ルカすら来ない。

何も無いままアンコールが明け、【いつかShiny Days】が始まる。
ここで虹の行方かDaybreak Ageやらなかったらどっちか聞けないじゃん…とか思いつつ見てるとなんか声優さんがいつもみたいにわちゃわちゃしてない。違和感。

終演前のMCで声優さんがこれからも続くみたいな感じのこと言ってくれたので「そりゃ当然終わらんよな…あの演出なんだったんだろう…」と思い。

ラストの【Multicolored Sky】が始まる。

虹の行方じゃないの!?!?
せめてシャイノグラフィとかSpread The Wingsみたいなやつじゃないの!?

とか思ってたらSHHisの2人がスタスタと帰って行った。
あっそうかこの後ルカちゃんが来て、それの関連でSHHisに出番があるから着替えに行ったのかな…!

みたいなことを思ってたらどんどん帰っていく。しかもちゃんと手を下ろす時の振りがあるから予定されてる物っぽい。
挙げ句の果てにイルミネの2人が別々の方向から帰っていった。
ここで「演出的に解散のやつか!マジで何かが終わるのか!」とか思いつつ、絶対に来ると思ってた【神様は死んだ、って】のイントロがいつ来るかソワソワしながら待機。

「本日の公演は以上になります。」
こんなんわかりやすいフリじゃん…ルカちゃんバーン来て何かが進展して怒涛の告知くるじゃん……

対岸でもう一度アンコールが始まる


アイマス最高とかもなんか言ってる(あんまりこのコール好きじゃない)


え?終わり?

着々と誘導される規制退場に流されながら、本当に今起きてることの意味がわからなかった。

何もなさすぎる。最後の蓋絵「if I_wing.」の空欄に何か英単語が入ってそれっぽい説明になるのかと思ったらそれも無い。
Twitterを見てみると、どうやらなんかBAD ENDのifという演出らしい。
そんでもってDAY2はHAPPY ENDのifが来るという風潮らしい。

宿に戻る道中で「セヴン#スのラスト選択肢で出てきたネガティブな方かな」というぐらいの想像をした。

俺はなんでBAD ENDを見たんだ?
なぜ好きなコンテンツがなんの説明も無しに解散する雰囲気だけ匂わせて宿に帰らされてるんだ?

自分を納得させるためにTwitterで色々な考察を見て、自分なりに拙いながらも答えまで出して。抱いているモヤモヤを少しでも理解しようと考えをめぐらせる他にできることが無かった。

ただひとつわかることは、「DAY1だけでは不完全で、DAY2を見ないと理解も納得もできない」ということだけ。
もはやこの事態そのものが納得いかない

私はバカなので、「終わり良ければ全てよし」と同じ理屈で「終わりが悪ければ全体として悪い」ように感じてしまう脳みそが詰まっている。
DAY1は終わりが意味不明だったので全体が意味不明に感じた。

そして朝を迎え、かねてから行きたかった歌姫庭園(同人イベント)でたくさん買い物をして、お土産を買って新宿バスタの待合室でバスを待ち、見る予定の無かったDAY2のために6000円使った。
12000円払って勝ち取ったものは「追加で6000円払って解消できるモヤモヤ」である。ぼったくりの違法風俗かい!

奇声を発するオタクに沸々とした殺意を覚えながらも、明らかにDAY1よりも前向きでHAPPYな空気で進んで行くDAY2

を高速バスの中でイヤホンをして眺める俺

真乃「もしかしたら、マイクを置いてしまうことを選んだ道もあったかもしれないんです。でも…」
(その道を強制的に選ばされた俺は!!)

とか思いながらもDAY2を楽しんで聞いていると、バスはトンネルに入り回線は切れる。リロードすると奇声をあげるオタクの鳴き声が耳に入る。素敵な演出に沸き立ったアルストロメリアのお茶会は典子さんの歌声がうまく聴こえない。(ここらへんは誰が悪いとかではない)
隣に人が座ってることもあり微妙に心が乗り切らないまま様式美のラスト曲と早すぎるアンコールが始まる。

そしたら流れ出した。5周年振り返りPVが。

あのcatch the shiny tailを代表として、智代子のGRAD、水色感情のTRUE、呼吸のソルフェージュなど、本当に傑作コミュのラッシュを浴びせられて、感情が限界まで昂った。隣の人に不審に思われないように涙を堪えた。


何故俺は現地でこの映像を全身で浴びて嗚咽を漏らしていないんだろう?

羨ましい、そう思った。

演出もDAY2だけ現地で見て特に大きな支障も無いような感じだ。

DAY1現地とDAY2現地、いったい何の違いがあれば何の説明も無しに解散風の未来のないBAD ENDを見ることになるんだろうか。

数々の大きな告知を小さな画面越しに眺め、斑鳩ルカの歌声をイヤホン越しに聴いている私は間違いなく「はずれくじを引いた者」以外の何者でも無かった。

DAY1は具体的に何があった結果の世界線なのかという謎も、最終的に判明しなかった。


何よりも嫌だった部分

尖ったことやろうとしてる割に振り切れていない。全体的に曇らせが雑。

DAY1がDAY2からの引き算で生まれ、帳尻合わせで"お詫びの品"として和楽器三人衆やバックダンサーが演出に組み込まれたようにしか見えない。

ノクチルが制服でエアバンドやってたのはDAY1ルートではノクチルがアイドルをやっていないからだ!みたいな考察を見たが、それならライブ会場に最初からノクチルは出てきて欲しくない。出演者の欄に最初からいない方が事前に色々汲み取れた。(ノクチルのことは大好きです)

本当に283プロが解散することになっても、最後の曲が流れてる途中にSHHisから順番にスタスタ帰っていくわけない。そんなファンに不誠実な演出をアイドル達が良しとするわけない。

擬似的な解散ライブとしてやるなら、全ユニット分の解散についての語りが欲しかった。

シャニマスの好きな部分は「BAD ENDでも全ての経験を愛し、暗くても全ての過去を尊重する」という繊細で優しいところなのに、DAY1は明らかに愛されていなかった。DAY2の世界線でよかったよ!と言うことしか伝わらない。
人生は地続きだからこそ【薄桃色にこんがらがって】の千雪さんは物語の外で救われたのに、DAY1のルートでいったい誰が救われるのだろうか

なによりシャニPに何が起きて、どうしてその場にいないのか、という1番重要な謎について一切の説明がされていない。

参加者への事前説明を一切しなかったのなら、ライブ演出で理解と納得をさせて欲しいのにそれすらも叶わない。

「なんか悪い結果になっちゃった世界線ですよ〜」ということしかわからない。
何をした結果悪くなったのかも明言されていない、ルカ加入が特異点なのか灯織の存在が特異点なのかも不明ってなんなんですか。

DAY1は描きたかった"結果としてのBAD"でしかなく、分水嶺となった選択とその結末に至るまでの全ての出来事が何も伝わってこないため、薄っぺらく見えてしまう。

後日「もしどちらか1日のライブしか見られないとして、もう片方の記憶は消えるとしたらどちらを見たいですか?」という質問があったらよっぽどの逆張り以外はDAY2を選ぶだろう。なんせDAY1だけ見ても意味がわからないからだ。
これがなんと同じ価格で販売されていて、どちらが"DAY2"なのかわからないのだ

私はDAY2を選びたかった。振り返りPVを浴びて泣きたかった。安心してライブを見たかった。
はずれくじを引きたくなかった。

はずれくじとか言うな!和楽器の方やバックダンサーの方や一生懸命パフォーマンスした声優さん達に失礼だろ!と思う人もいるだろう。
私からすれば最高のライブをひっくるめて"BAD"の烙印を押してきた演出が1番パフォーマーに失礼である。


そんな不満を抱えた私のために、補足説明を含めたオーディオコメンタリー配信がDAY1視聴チケットを購入した人向けに行われるらしい!

いや現地組はまた6000円必要なのか!
炎上したVTuberの謝罪配信をメン限でやるようなもんじゃねえか!!

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